私の精神安定の為に、旦那も病院に泊まらせてもらうことになった。
次の日から促進剤を開始。
でも、なかなか生まれず、
結局3日間促進剤を投与した。
はじめは、早く産んでこの苦しみから解放されたいと思ったけど、
お産が進まずに1日が終わると、
「まだ今日も一喜と一緒に過ごせる。」
「一喜を手放したくない。」
と、お腹にいてくれる事が嬉しく感じてしまう自分がいた。
産んでしまうと一喜と離れ離れになってしまう気がして…
日中は毎日家族が面会に来てくれて励ましてくれるから、
前向きに頑張ろうと思えるけど、
日が暮れて夜になると色々考えて辛かった。
旦那も病院に泊まってくれていたから、
これで家族3人で過ごす夜は最後かもしれないと思って大事に大事に過ごした。
3日目の午後、
促進剤を投与してから少しずつ痛みもつき、
急激に進行。
陣痛が来てから1時間半で出産という、
ものすごい安産だった。
分娩室には旦那も立ち会った。
旦那はずっとずっと泣いていた。
私は至って冷静で、
痛みよりも一喜が産まれてくる感覚、瞬間をしっかりと見届けたかった。
3474g、54cmの立派な立派な男の子。
ちゃんとした赤ちゃん。
肌の温もりもあって、ムチムチしてて、
顔は旦那にそっくり。
団子鼻は私にそっくり。
可愛すぎる赤ちゃん。
でも手足はダランとしてて反応はない。
もちろん泣き声もない。
それでも嬉しかった。
我が子を腕に抱けて、
母親なんだ自分はと実感した。
涙は出ず、達成感しかなかった。
旦那は隣で泣きながら
「頑張ったな。ありがとう。ありがとう。」
と力強く手を握ってくれた。
産んでから30分程、家族3人の思い出を作った。
冷たくなる前に2人で思う存分に
一喜を抱いて、
一喜を撫でて、
沢山写真も撮った。
親戚や友達からもらった
可愛いお洋服やおくるみ、靴下、帽子、
沢山着せたら
女の子みたいになっちゃって、
可愛すぎて
自然と笑顔になれた。
処置が終わって病室に戻ると
家族と親戚が沢山集まってくれていて、
立派に産まれた一喜を見届けてくれた。
1人ひとりと写真を撮って、
みんなで一喜に一生分の愛情を注いだ。
こんなにも一喜は愛されてたんだよ。
ママとパパは嬉しいよ。
一喜
ママとパパの元に産まれてくれて
ありがとう。
元気に産んであげられなくて
ごめんね。