先日のブログ(国連の警告と農耕革命後の類似性)
で、ジャンクフードはカラダに悪いと国連が警告していると書き、その理由をビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しているから、としました。
そして、もうひとつ大きな理由があります。
食物繊維です。
昔から野菜や海草、キノコなどはカラダに良いと聞いたことありませんか?
これらに共通するのは豊富な食物繊維を含んでいるからでしょう。
野菜のセルロースやキノコのβグルカンがそれにあたります。
Wikipediaによると、食物繊維は、「人の消化酵素によって消化されない、食物に含まれている難消化性成分」とあります。
どういうことかと言うと、加工食品などの多くは食物繊維が取り除かれており、すぐに消化され、糖分や脂肪はすぐに吸収されていきます。
一方、野菜やキノコのような食べ物は栄養素がある細胞の壁に食物繊維があるため、消化に時間がかかります。
また、消化されない食物繊維は腸内で糖分などの吸収を妨げます、防御壁のように。
消化する時間も加工食品よりゆっくりなので、血糖値の上昇も加工食品に比べ緩やかになるのです。
例えば炭酸飲料やケーキなど食べた場合は、すぐに血糖値の上昇が起こるので、それを察知した体内では血糖値を低下させるべくインスリンが大量に放出されます。
そして必要以上に放出することも多いようで、そのため必要以上に血糖値を下げ、また、食べたいという欲求を脳が感じ取ってしまいます。
因みにインスリンは、血中にある糖分を細胞に吸収するよう指示するホルモンなので、インスリンが多く発生すると細胞にどんどん糖分や脂肪が蓄積されていきます。
要はメタボの危機です。