国連の警告と農耕革命後の類似性 | INTERTRADE Cross Talk(インタートレード クロストーク)

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このブログは健康を愛する方に向け、これまでにない視点で健康について語っていきたいと思います。
健康テーマを生命誕生の海からの贈り物七つと我々哺乳類が進化してきた山からの贈り物を関連させ、分かりやすく皆様にお届けしたいと思います。

2年前の2014年、国連は「ジャンクフードはタバコより健康上危険」だと警告しました。(これについては以前のブログにも記載しました
ジャンクフードとは高カロリーで添加物が多く、カラダに必要な栄養バランスが悪い食品のことを指します。
要は高カロリーで空腹を満たし、かつ、添加物が多く美味しく食べれるが必要な栄養素が少なく、本来必要なビタミンやミネラルが不足し、食べ続けると現代病に罹患しやすいという警告でしょう。

これに似たことが遠い昔にあったとされています。
農耕革命です。

二足歩行を始めた人類の先祖は数百万年の期間、狩猟や採集により食料を確保してきました。
それが、氷河期が後退した約1万2000年前から栽培によって食料を確保する術を手に入れたのです。
当時、狩猟や採集による食料エネルギーの確保は成人で1日あたり約2000~6000カロリーであったのが、この栽培技術により平均して10000カロリー以上の食料を手にすることができるようになったとか。
これは人口増加のための大きなキッカケでもありました。

一方、量を豊富に獲得できる栽培技術は大きな犠牲も伴いました。
食料の多様性(質)の低下です。
これまでの狩猟をベースにした人類は生きるために色んな植物や肉類などを食べて命を繋いできました。何百万年もの期間です。
ところが、栽培により特定の食物に依存する農耕人類は食べるものの多様性を失ったのです。
特に人類を含む霊長類に必要なビタミンやミネラルが不足していったのです。

それが何を引き起こしたのか?
詳細は先祖の話パートⅡのどこかで説明します。