AC(アダルトチルドレン) | 一斗のブログ

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2011年6月15日に小説を出版しました。
出版をするにあたっての様々なエピソードや心の葛藤、病気の事等書きました。今はショートショート(超短編小説)やエッセイ等を載せています。宜しくお願いします。

僕はACです。


多分、ほとんどの方が知らない言葉だと思いますので、説明をしたいと思います。


AC(アダルトチルドレン)。


直訳すれば、「大人子供」になりますけども、おそらくアメリカでつくられた精神科で扱われる意味合いとしては、


『機能不全家庭に育った、大人になれない大人達』のことをさします。


これは決して貧乏な家庭に育ったとか、裕福な家庭に育ったとかは全く関係ありません。


いわゆる、育児放棄であったり、父親が暴力をふるったり、虐待的なことを小さい時に受けた人が


大人になって、うつ病を始めとする様々な精神疾患にかかっている率が高いらしいです。


僕の父親は、暴力はふるわなかったけれど、僕だけでなく母親に対する言葉の暴力が激しく、


おまけに大酒飲みで食卓でみんなで食事を摂る時にいつもピリピリしていて、


母親に暴言を吐くし、小さい時の僕は家で食事をするのが嫌でした。


母親にいたっては、4つ下の弟が小児ぜんそくがひどくてそちらに構いっきりで


おまけにデパートに行くと、ほぼ必ず迷子にさせられてました。


僕はまだ歩き出したばかりの弟の手を引き、インフォメーションセンターに行き母親を呼び出していました。


いつもの事なので、インフォメーションのお姉さん達も、僕が来るのが当たり前のようになるくらい


迷子にされてました。


これが普通だと思ってました。


だって、他の家庭を知らないんですから。


人生はこういうものだと、子供ながらに思ったものです。


そういえば小学校1年の時に、酔った父親から思いっきり殴り飛ばされて壁にぶち当たり、大泣きした経験があります。


殴られた理由は、父親達は酒を飲みながらマージャンをしていたのですが、


僕が父親の後ろの牌を見て「何も書いてないやつもあるんだ」と言ったのが理由です。


その時は訳がわかりませんでしたが、大人になってそれがちゃんと意味がある牌であることを知りました。


ちなみに僕はマージャンはしません。


書き出すとキリが無いので、要は、形態はどうであれ、子供の頃に両親の愛情を受けていない、


もしくは、受けたと感じていない人達の事をACと呼びます。


今、僕は心療内科でうつ病の根源であるACの治療を受けています。




今日はその両親の居る実家に行かなければいけません。


はっきり言って憂鬱です。


決まっていつも、帰りがけには憂鬱が鬱になってます。


病院の先生からは「行かない方がいい」といわれてるのですが、僕には96歳になるおばあちゃんがいます。


そのおばあちゃんの顔を見たくて、月に一度程度は実家に足を運びます。





さてと。


そろそろ出掛けようかな。



それでは皆さん。


今日も一日、頑張っていきましょう!!







一斗