こんにちは。まゆちんです。

何かに取り組もう!とすると、必ずと言っていいほど脱線するのが私のくせですが、昨夜も大きく脱線してました。

 

 

まあ、そんなこんなで・・・。
夜中にキンドルで読んだこちらの本。
短編なんで、2〜3時間で読めたのですが、もちろん全部理解してません。(笑)

 

 

でも、おもしろかったんです。

全部理解できてないけど。笑。

 




プラトンは占星術を勉強していれば歴史などの項目でちょいちょい出てきます。
占星術の思想に大きな影響を与えた人物だからです。
古代ギリシアの哲学者ですね。

ソクラテスの弟子にして、アリストテレスのお師匠さんでもあります。

 


この本は、そのソクラテスと青年メノンが「徳」をめぐって対話を繰り広げると言った内容です。その設定が面白いですよね。

 


(対話のところだけだと2〜3時間で読めます。ただし完全理解しようとするともっとかかるとおもいます。今は後半の解説を読んでます。)

 


最近では、メンターが導くような「対話篇」の啓発的な本もたくさんありますが、原型はプラトン本だったのかもですね。


書き出しは、メノンという青年(20歳ぐらい)が60歳代ぐらいのソクラテスに「徳とは教えられるものでしょうか?」と質問するところから始まります。

 


それに対し、ソクラテスは

「わしゃ、しらん。君はどう考えるかね?」
ってところから二人の会話は始まるのです。
(ね、なんか面白そうでしょ?)

 

 


最初に言っておくと、

「徳とは何か?」とか

「徳の積み重ね方」に対する回答を知りたくて読んでもぶっちゃけ「結論」はありません。

 


二人の問答が全部面白くて読んでみましたが、もちろん完全理解できてません。笑。

 


ただ、わかったのは「徳は”****である”。」という一側面だけで時語れるようなものではないということ。
一部分だけを語れば語るほど、徳の全体像、徳の本質的なところから外れていく、ということでしょうか。

 

 

 

物事の本質を語る時、私たちは自分の視点によって様々なことを取りこぼしていく生き物でもあるということでしょうか。

 


そして「徳」という概念は古今東西あったんだなあ、ということです。
(これはまだよく私もわかってません。易経の中の”徳”の概念が占い師としては有名かもですね。)

 


いやはや、ざっくりですまないです。

 


ちなみに、「徳」は「アレテー」の訳ですが、「卓越性」のように訳す訳者もいるそうです。例えば「眼のアテレー」とは見る力が優れていることう言うのだそうです。

 


ギリシャ人は、自然、社会、人間を常に広い視野で見ることができたそうです。だからこそ「徳」をテーマとして語れたのだろうなあと思うのですね。

 

 


さて、もう少し真面目に内容を少しご紹介してみましょう。

 


まず、メノン青年が「徳は教えられるものでしょうか?」という問いかけをします。
それに対し、ソクラテスは「徳が何か?わしには答えることができない。君はどう考える?」と問い返します。

 

 


そこでメノン青年はこういいます。
「男には男の徳(国家のことをよくする)が、女には女の徳(家を収めること)があります。男的には、敵には酷い目に合わせ、自分が酷い目に遭わないようにする十分な力を持つこと。」と言った説明を返します。

 


それに対しソクラテスは
「その答えは徳の本質ではなかろう。わしが知りたいのは、そういう区別に基づいた考え方で本質的な答えじゃよ」

 

 

 

と返します。メノンはもう一度考えて「人々を支配できること」と答えます。

 


ソクラテスはこう返します。
「支配にもいろいろあるだろうに。正しい支配でなければ徳ではないのでは?」と。

 

 


立派な徳を持った国家を統率する人物になりたいメノンは「うーむー。(悩)」と悩みます。

 


(メノンは自分の心の中にある欲求に従ってしか「徳に対する」答えを見いだすことができていないあたりが興味深いですね。ソクラテスはもちろんお見通しです。そして、このあと、倫理的な意味合いでの「徳」の意味を引き出しにかかります。)

 

 

 

その後、

・徳は知識なのかどうか?

・知識であれば教えられるんじゃなかろうか?とか、

・でも、あそこの親は徳があって立派じゃが、息子は大したことないぞ、もしかしたら徳って押しられないのではないか?

 

 

・・・とか、いろいろな議論が繰り広げられます。

 


ね。ちょっと面白いでしょう。

 

 


こんな調子で続きます。

途中でも登場人物も増えます。

 



さて、今の所、私がこの本から学んだことも書いておきましょう。

 

 

それは、大事なことを理解しよう思う時、自分の言葉に閉じ込めない、ってことでしょうか。

 

 


占星術やタロットやっていると、「これってこういうことですよね。」としょっちゅう自分の解釈に置き換えることをします。
じゃないと、伝えられないし、自分なりの理解も進みません。

その作業はもちろん大事。
しかし言語化は「制限」を加えることでもあり、他の可能性をそぎ落とすことでもあります。



だから、自分がわかりやすいように「言葉(制限)という取っ手」を手に入れた後は、その周辺にこぼれたものも見ていくといいわけですね。



というわけで、ゆるめの読書レポでした。

 

 

 

お読みくださってありがとう。

 

 

まゆちん

 

 

では素敵な日を。

 

 

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