【マイナーゲームファン必見‼】レトロゲーム探索 その6『STED 遺跡惑星の野望(FC)』 | 昭和こどもの生き残り。

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 前回記事作品をクリアした時には今回の記事アップまでかなり余裕があったのですが、気付けばヤバイ時期になっていましたアセアセ

 それというのも・・・あぁ、これは記事の後半でウインク

 

 そんな私を悩ませた今回の作品はコチラダウンダウンダウン

 

『STED 遺跡惑星の野望』

機種:ファミコン(FC)

発売元:ケイ・アミューズメントリース

発売日:1990年7月27日

 

 

 パッケージを見てもらうと分かると思いますがとてもアニメチックな絵で、それだけでも今までのRPGとは一味違うゾ!?という感じですよね。今では珍しくないですが、当時はとても斬新だったと思います・・・私の当時の記憶にはありませんけどタラー

 この作品の存在を知ったのはファミコンのカタログでした。ゲーム画面だったと思いますが、敵キャラのデザインを見て一発で気に入ってしまいましたねスター。いつか絶対にプレイするゾグーと。

 そして今回、遂に実現しました拍手

 

 

 

冒険の目的

 惑星『アルフ』からのSOS信号を受信した主人公が、惑星を救うべく調査に乗り出した…という内容。

 

ゲームのタイプ

 コマンド選択タイプの標準的なRPG。

 パーティは3人+1体。

 ESP(魔法)は、お店で購入(制限は一切なし)。

 レベルアップ時、パラメータを自由に振り分けられる(途中、振り分け直しが出来るイベントあり)。

 敵はランダムエンカウント。

 

 

クソ…愛すべき点

『SF』という設定を全面に押し出して他のRPGと差別化したい為なのか、奇抜なゲームシステムが多い!びっくり

 とにかく色々と面倒というか、細かいというか、それ必要?というようなシステムが多くてビックリしまくりです。でもまぁ、印象に残った、というのは間違いないですねニヤリ

 

・戦闘画面が意味不明もやもや

 ①敵は何体登場しても、グラフィックは1体のみ(この場合は3体います)。

 ②同じ敵が複数登場してもA、Bなどの区別がない(この場合は”がる”が2体と”たにだす”が1体います)。

 ③敵の名前の横の数字は体力でも敵の数でもなく、難易度キョロキョロ(自分が強くなると数字は減ります)。

 ④強力な全体攻撃ESPを使ってもほとんどの場合、効かない敵が混ざっていて一掃は無理絶望

 

 ⑤戦闘後、敵がアイテムを落とした時は『あける』か『あけない』かをいちいち選ばなければならない。

 ⑥『あける』とアイテムが入っているか、トラップでダメージをうける真顔

 ⑦アイテムの場合、更に『ひろう』か『ひろわない』か選ばなければいけない。

 ⑧この時代の作品には、エロネタは定番笑

 

 ⑨がっぷ(ロボット)はレベルアップせず、パーツの交換で強化する(中盤までは攻撃の中心メンバーですが、他のキャラが十分に育つとお荷物になります)。

 ⑩”がん”系の武器には、弾が必要(無くなると攻撃できなくなります)。

 ⑪レベルが1、2、3…ではなく、ほわいと0~7、れっど0~7、ぶるー0~7…と、8段階ごとに色が変わっていき、実際のレベルが分かりにくいショボーン

 

・町中で人に話しかけると、アドベンチャー風画面になる。

 MAPで人に向かってボタンを押すとこの画面になり、さらに『はなす』を選ぶ・・・必要?えー

 

・体力とは別に、体のパーツごとにダメージを受ける。

 各パーツの耐久値が下がると、攻撃力が弱くなったりします。

 

 ①体力はホテルで、各パーツは病院で、と回復が別々。

 ②ホテルでは1泊では全快せず、レベルが上がると何泊もしなければいけなくなる。

 ③状態異常になっていると(毒状態など)、何泊しても回復しない。

 ④病院では、各パーツの耐久値が0以外の時は『ちりょう』、耐久値が0の時は『さいせい』、死んだ時は『くろーん』と変な所が妙にリアル滝汗

 ⑤がっぷ(ロボット)は修理屋でしか体力も耐久値も回復しない。

 ⑥修理屋はどの町にでもあるわけではない(基本、アイテムで回復する事になる)。

 

・がっぷ(ロボット)は戦闘用のパーツを装着するまで攻撃できない絶望

 戦闘用のパーツ『ばとるぱっく』は最初の町には売っておらず、しばらくは防御しか出来ません。

 ちなみにばとるぱっくの他にも、理解不能な文字を解読する『りーどぱっく』、古代文字を解読する『すきゃんぱっく』があり、場面場面で装着しなければストーリーが進みませんキョロキョロ

 

・塔や洞窟などのダンジョンは3Dになる笑い泣き

 苦手だから女神転生とかディープダンジョンとか避けてたのにぃ…えーん

 しかも毎回真っ暗なので、アイテムやESPで明るくしなければいけないという…。

 はい、安定の迷子、迷子、でした真顔

 

・ボスのフロアだけ、急に2Dになる。

 ありがたい事です拍手デレデレ

 

・これだけSFを全面に押し出しているのに、全て”ひらがな”表記!!笑い泣き

 緊張感ないわぁ・・・口笛むしろ可愛くもある飛び出すハート

 

 

 

 そして、ラストダンジョンキラキラ

 地面に棒が刺さっているわけではありません。です。

 

 カーネルサンダースみたいなおじさんが待ち構えていました。

 はいはい、言っても聞かないよね。よっしゃ、ボコボコにしたる!!パンチ!パンチ!パンチ!

 

 結構あっさりとやっつけたと思ったら、おじさんが肉体強化(?)して襲い掛かってきました。

 装備品やESPを買う為にお金を貯めていたらレベルが上がりまくってまして、あまりヒヤヒヤもせずに撃破!(時間は多少かかりました)。

 

 

 そして、感動のエンディングへ・・・。

 いや、あっさりしすぎだろっ!!ガーン

 

 キャラデザインやグラフィックは好みだったので、もう少しエンディングにも力を入れて欲しかった…ショボーン

 

 そしてこれはファミコンあるあるなんですが、

主人公達の姿が見れるのはパッケージだけ!本編には一切登場しませんっ!!爆  笑

 

 

 

総評

 通常、その町で買える最強装備になるまでお金を貯めてから次の町へ行く、というのが私のRPGのプレイスタイルなのですが、この作品でそれをやってたらすごく時間がかかってしまいました。

 逆に、お金を貯めていたら勝手にレベルが上がっていた、という感じだったのでレベリングはそんなに苦労を感じませんでした。

 レベリングに苦労を感じなかった為かストーリー攻略は一瞬で、敵との戦闘しか印象に残っていませんウインク

 

 奇抜なシステムばかりが注目されますが、この時代のRPGとしてはストーリーはちゃんとしていて、中々楽しめました照れ

 多少改良すれば、リメイクしても面白いと思います。とにかくキャラデザインが好きラブラブ

 

 

 

 

 

参考

STED 遺跡惑星の野望(カセットのみ)

中古:4680円

駿河屋:2024.4.30現在