<マンガ>
藤子不二雄系(中央公論社)
藤子不二雄ランド(全301巻)
過去、手塚治虫全集が出ていたのを知っていたので、藤子不二雄全集が出るならきっと、てんとう虫コミックスで主要作品を出版している小学館だろうと思っていたのですが、
なんと”中央公論社”という、当時は聞いたこともないようなお堅い名前の出版社からの発売だと知りビックリ。
まぁ、読者にしてみれば読めるならどこでもいいやって感じですが、小学館は悔しかったでしょうね。
そして藤子不二雄ランドが今までにない形態だったのにもビックリ。
コミックスと週刊誌が合わさったような形態。
・毎週1冊ずつ発売
(例えば週刊連載マンガで3カ月に1回)
・読者投稿ページがある
(イラストや感想のページ。同じくらい投稿していましたが兄と妹は掲載経験アリ、私だけナシ)
・巻末は新作マンガ
(当初はウルトラBやチンプイ、後にタカモリが走る!やまんが道の続編)
・オマケはセル画
ウルトラB
チンプイ
コロコロ系(小学館)
あほ拳ジャッキー(ぜんきよし)
つるぴかハゲ丸(のむらしんぼ)
ハゲ丸一家が日常の様々なことを節約(ケチる?)する四コママンガ。「つるセコー!!」と言って落とすのがパターンでした。
そこそこ流行っていたのでこの時代の子供たちは周りの人に対しても「つるセコ!!」って言ってました。
ファミコンロッキー(あさいもとゆき)
私の世代にはある意味、伝説の作品です。
主人公がさまざまな相手とファミコンで勝負する、という物語なんですが。
当時は”裏技”ブーム(隠しコマンドや無敵、面セレクトなど)だったこともあり、それが作中に登場することもありました。
当初は本当にある裏技が使われていたのですが、だんだん架空の裏技が作中に登場するようになり、読者層が低年齢だったことも相まって、架空の裏技が本当の裏技だと信じられるようになりました。
有名なところで、スパルタンXの真のラスボスは24周目のシルビア(捕まっている女性)だとか、スターフォースには100万点ボーナスを超える、999万点ボーナスがある、とか。
スパルタンXはさすがに24周も出来なかったのんで試しませんでしたが、スターフォースは無敵になる裏技があったので試してみました。すごくガッカリしたのを覚えています。
おてんば転校生(Moo.念平)
コロコロコミックに掲載されたMoo.念平先生のデビュー作。
転校してきた女の子の態度が悪かったのが、実は金髪を隠すためにカツラを被っているのが恥ずかしかったからだと分かった主人公が、恥ずかしがることはないと言って女の子も心を開くようになっていく作品。
文章が下手で文字では伝わらないと思いますが、読んだ時はめっちゃ感動しました。
読み切りで1回読んだだけなのに、35年以上たっても記憶に残っているという事実で理解して下さい。
(物語の記憶から作品が断定できたのはけっこう最近です)
ボンボン系(講談社)
スープーマン(はまだよしみ)
シェイプアップ乱(徳弘正也)
健康的なお色気ギャグというんですかね。シリアスからのギャグやエロという落差で大爆笑していました。
覚えているのが、乱(女)と同居人の親戚(男)のあるやりとり。
乱が指を怪我した時にさっと傷口をなめ、その気遣いにドキドキしている乱を見てニコリと笑顔を送る同居人の男。しかしその歯がめっちゃ汚かった!!(笑)
でもこの作品が好きと公言するとエロ確定されるので、人前では読まないようにしてました。
そういう年頃でしたね(笑)。
ハイスクール奇面組(新沢基栄)
登場人物の名前がことごとくダジャレだったのがハマるきっかけでした。
マンガ的にも、キャラが突然二頭身になったり、コマの外へ飛び出したりと、それまでにはない斬新な表現がたくさん使われました。
学園ものあるあるの”卒業したら終わり”というパターンも、タイムマシーンで戻ったということにして長期間連載されました。
で、ですよ。語り継がれる衝撃のラスト。
タイムマシンで戻るのも限界、となりようやく卒業後が描かれるようになったのですが。
この話がめっちゃシリアスで・・・泣いた。ギャグマンガで泣いたのは初めてです。
そんなさわやかな感動の余韻に浸りながら最終話を読むと・・・・・、ナント全てが空想だった!というオチで3年奇面組の第1話に戻るという・・・。
結局ですね、3年奇面組の第1話の奇面組に出合ってから最終話のこの瞬間までの事が全て1人の少女の空想だったんですよ。
それはショックを通り越してトラウマですよね。
ドラゴンボール(鳥山明)
Dr.スランプアラレちゃんの作者の新作ということで読み始めたんだと思います。兄がコミックスを買ってました。
当初はタイトル通りのドラゴンボールを探す冒険マンガだったのですが、いつのまにかバトルマンガに。
それがまぁ、ここまで大ヒットするとは思ってもいませんでした。
・・・ヤムチャがなぁ。。。
きまぐれオレンジロード(まつもと泉)
ガクエン情報部HIP(富沢順)
兄が持っていたコミックスで読みました。全3巻だったので読みやすく、何度も何度も読んでました。
じんわりと心が温かくなるいい作品です。
今考えると、篠原健太先生のSKET DANCEっぽいですね。
後に実写ドラマ化されてました。
メインの1人がデビューしたての”森高千里”さんだったそうです。
また読みたくなって探しているんですけど、かるくプレミアがついているみたいです。
シティーハンター(北条司)
コミックスを集め出したのもだいぶ後になってからです。
当時もアニメ化や映画化で盛り上がっていたのですが、近年になっての実写映画化(しかも海外)、アニメ映画化にはビックリしました。主人公役の神谷明さんも70歳すぎて「モッコリ!!」って言うとは思ってなかったでしょうね(笑)。
余談ですが、私の高校の友達がご近所さんだったそうです。
ついでにとんちんかん(えんどコイチ)
抜作先生の「いきなり尻見せ~」と天地くんの「いきなり前見せ~」のイメージが強すぎて、内容は覚えていません。
飛ぶ教室(ひらまつつとむ)
小学校の校庭に作られた”核シェルター”に忍び込んだ生徒を追って、担任の先生と共に入っていった主人公たちでしたが、警報機が鳴ったので念のため避難してみると・・・地上では本当に水爆が着弾し、あっというまに死の世界になっていて。。。
先生と生徒たちが厳しい世界を生き抜いていく作品です。・・・先生、途中で死んじゃうんだよなぁ。
恐怖系
恐怖新聞(つのだじろう/秋田書店)
発売されたのはかなり前の事なんですが、私の体験としましては5年生の時にクラスメイトに勧められて読んだのが初めての出会いです。
そのクラスメイトはつのだじろう作品がすごく好きで、この”恐怖新聞”や”うしろの百太郎”のコミックスをクラス中の人に貸し出して猛アピールしてました。
その甲斐あってか、5~6年時はクラスでも私自身の中でもオカルトブームがきてました。
心霊、UFO、未確認生物や、コックリさん、キューピットさんなどなど、全部この時期です。
つのだじろうの作品の中でも特に印象に残っているのが、画像にもあります短編集の”亡霊学級”の中の1話。
あるいじめられっ子がいじめられた腹いせに虫を殺していたのですが、ある時から自分の弁当の中に虫が入るようになり、虫の数はどんどん増えていき、中身全部が虫になってしまってそれを食べるしかなくなってしまい、最終的には自分も虫になってしまったという話。
え~いじめられっ子の方が!?と少し切ない気持ちになっていたのですが、ラストはその子をいじめていた子の弁当にも虫が・・・というところで終わりました。
この2段の恐怖が強烈でしたね。
オカルトブームはつのだじろうだけでは飽き足らず、様々な作品に手が伸びていきます。
エコエコアザラク(古賀新一/秋田書店)
これも恐怖新聞と同じ秋田書店のチャンピオンコミックスです。古本屋で見付けました。
後述しますが、古賀新一自体は他の作品で知っており、あの人の連載作品なんだ、と買い揃えました。
レモンコミック(立風書房)
今、BOOK OFFとかで探そうとしてもどのジャンルに入るのか分からないのですが、当時は”恐怖コミック”というジャンルでたくさんの作品が並んでました。
出版社もいくつもあったと思いますが、我が家にはなぜかこのレモンコミックスが多数ありました。
元々は妹が買い始めたと思うのですが、途中から気に入った作者のものを私も買うようになりました。
そんな中から私のお気に入りをご紹介します。
古賀新一作品