猿払イトウの会も加盟している、北海道各地のイトウ保護団体等で構成される

イトウ保護連絡協議会が猿払村や近隣市町村で計画している風力発電事業に対して中止を求める意見書を提出しました

イトウ保護連絡協議会のサイトへようこそ (itou-net.sakura.ne.jp)

 

プレスリリースと意見書

「(仮称)宗谷丘陵南風力発電事業」計画段階環境配慮書に関する意見書の提出について (itou-net.sakura.ne.jp)

 

北海道新聞の記事は各ネットニュースでも取り上げられています

猿払・風力計画 イトウ保護へ道内団体、事業者に中止求める意見書:北海道新聞デジタル (hokkaido-np.co.jp)

 

合わせて、猿払イトウの会はイトウの会独自で提出済みです

ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社 宗谷丘陵南風力発電事業に対して意見書を提出しました | 猿払イトウの会 (ameblo.jp)

 

また環境相は経済産業相に「事業の大幅な見直し」を求める意見を提出しています

宗谷管内イトウ生息地の風力発電計画 環境相「大幅な見直し」求め意見書:北海道新聞デジタル (hokkaido-np.co.jp)

 

研究者、日本自然保護協会、生態学会からも中止を求める意見が出ています

幻の魚イトウの国内最大生息地に影響甚大 北海道の風力発電計画に事業中止を求める - 日本自然保護協会オフィシャルサイト (nacsj.or.jp)

 

猿払イトウの会は再エネ、風力発電事業のすべてに反対しているわけではありません

現在宗谷地方では既存、計画中も含めすべて風車が建設されると1000を超える数になると

想定されています以下資料(サロベツエコネットワーク)

windpower-list.pdf (sarobetsu.or.jp)

 

もぅ環境や景観に配慮するレベルではない様な気がしますが…

現時点でも宗谷地方は何処を見ても風車が目に入る状態…

風車建設。管理のため山の中は立派な管理道、沈殿池等、伐採や環境の改変が…

 

 

丘陵野農地から望む利尻富士の前に並ぶ風車群

景観に配慮しているらしいですが…これが本当の富士山だったら大問題でしょうね…

 

 

 

現在でも鳥類やコウモリ類は相当な影響を強いられる状態だと思います

天然記念物を含めた猛禽類(大鷲など)白鳥の渡りのルート、羽休めをする湖沼が

点在し、それらを塞ぐように山頂に建てられる風車群…

鷲の採餌で多く集まる場所のすぐ背後にも風車が立てれれていて…どう考えても環境、生態系に配慮しているとは言い難い計画が多いのが実情

 

採算~日当たり・年間の平均風速?等で適地を決めているのでしょうが…

景観や環境「配慮」を考慮した風況の調査をしているとは思えません

 

特に今回の「(仮称) 宗谷丘陵南風力発電事業 計画段階環境配慮書」の電子縦覧について ※終了しました | ニュース | ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社 (jre.co.jp)

 

(仮称)宗谷丘陵風力発電事業 | 株式会社ユーラスエナジーホールディングス (eurus-energy.com)

 

は猿払村の水道水源に関わる重要な地域です住民のライフラインに関わる工事ですので

慎重に対応していきたいと考えています。

 

環境負荷が少なく、工事もしやすい、ある程度風況が良いという個所はあるはずです

余りにも、”いろんな意味”で「突っ走りすぎる」この事業…風力発電だけではありません、太陽光発電等色々とありますが…これから北海道等の僻地に広がり多くの問題を起こす可能性もあります…すでに釧路などで問題になってますね…

 

もっと電力消費地(都会に)も設置適地があるはずです

ビルの上、壁いくらでもありそうですが…

(NHK日曜討論では経産大臣からそのような発言がありました)

 

こんな不安要因もあります

風力発電メンテナンスにおける担い手の育成 (sangiin.go.jp)

メンテナンス人材の不足が以前から指摘されています

この資料によると

(2019年)メンテナンス人員が現状は 500人程度しかおらず、中略 さらに、今後の風車の設置基数及びそれに伴うメンテナンス 要員数に関する一般社団法人日本風力発電協会の推計では、2020 年度には 6,020 基、要員 数 1,000 人~2,000 人となり、2030 年度には1万 6,100 基、要員数 2,700 人~5,400 人と なるとの見通しも示されておりメンテナンス人員の不足は喫緊の課題となっている。

という事は…メンテナンスできない風車が…故障事故、採算割れ 

1000基も建てて有効活用できるのかという、そもそも過剰に建設しても意味がないのでは?

 

 

風発設置地域の僻地住民が消費しない電力を、僻地の自然景観、希少種、住民の生活を危うくしてまで都会へ供給する…なにか話がおかしく無いでしょうか?

 

皆さんもこれを機会いに考えて頂ければと思います。

 

因みに北海道ブラックアウト大停電(2018年9月6日)の時、稚内にある沢山の風力発電

は稚内の町の灯をともす電力となることは無く…そこで初めて稚内市民の多くはこの風発が地元に供給されない事に気が付いたと言われています

 

そしてCO2削減は皆さん”一人””ひとり”にできることです、まずは排出しない事が大事です