猿払イトウの会

猿払イトウの会

7月8月の2か月間、11月から翌年5月31日までイトウ釣り自粛をお願しています(猿払イトウの会・猿払村役場)

イトウ保護とイトウ釣りの両立のため、イトウ釣り自粛期間を設け、

現在、7月8月の2ヶ月間と11月から翌年5月31日まで

猿払村内でのイトウ釣り自粛を猿払村、猿払イトウの会でお願いしています。

今年春の産卵床数により秋以降の釣り自粛の緩和を予定していますが

回復傾向が確認されない場合は現行の釣り自粛を継続します。

 

イトウは治水や農地開発による河川環境の改変、ダムや落差工の設置、森林環境の悪化で

減少したのは言うまでもありません

それは希少種に指定されている現在でも危機が消えたわけではありません

 

特にイトウを保護しようとする団体の無い地域や国有林以外の山林では人知れず

開発や環境悪化が進んでいます…

そして今…

隣町の水系のイトウ産卵河川がまた一つ消えるかもしれません

この河川はイトウを減少へと追いやった要素がほとんど揃っています

 

下流域は農地開発により河川の直線化と、小規模な落差工の設置

 

落差は小さいですが上部の斜路、浅い水深、流路を柳が阻んでいます

産卵域の下流で遡上障壁があるのは致命的です

柳を切って流路を確保したりと活動を続けてきましたが…

 

農地による河川の直線化は中流域まで続いています

排水路と化した河川ここだけを見ると規模的にもイトウ遡上するとは到底思えません

 

農道や林道の交差部

かなりの年月が経ったカルバート、誰が管理者なのかも不明です…

流下物で閉塞しています…

カルバートの閉塞は魚類の移動を妨げ、道路崩落の要因となります

近年カルバートの管理不足による道路や鉄路の崩落が頻発していますね…

 

中上流は民有林の林地

伐採時か、植林前に河川を直線化したようです

作業効率の面では有効な施業かもしれませんが…

 

 

 

その影響が源流部に…河床低下による岩盤露出

これも産卵環境が消失する原因です

森林施業の影響はただ木を切る行為や土砂が出る…だけがイトウ減少の要因ではありません

複合的な要素が絡んでいます…

 

さらに追い打ちを掛けるように…再源流部の林道のカルバートが閉塞

ここからの礫の供給が途絶えています

 

閉塞により溜まった礫や土砂…かろうじて通水はしているようです

 

林道決壊も時間の問題か?

 

以前は僅かな区間で産卵していましたが…

素晴らしい礫環境…問題点が解消されれば復活の可能性はゼロではありません

が、この河川は現在、産卵床や稚魚を確認できなくなりました

 

この様にしてイトウの産卵河川が消え、イトウの減少が進んでいきます

現在残っている産卵河川だけでも保全して残していきたいと思っていますが

それもかなり難しいのが現実です