来月11月から翌年5月31日まで猿払村内でのイトウ釣り自粛をお願いしていますので、よろしくお願いいたします。
猿払周辺町村の各河川イトウ生息河川水源山頂部に風力発電事業の計画が持ち上がっています
「(仮称) 宗谷丘陵南風力発電事業 計画段階環境配慮書」の電子縦覧について ※終了しました | ニュース | ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社 (jre.co.jp)
猿払イトウの会は事業者に意見書を提出しました。
(猿払イトウの会は風力発電をはじめとするクリーンエネルギーのすべてを反対、否定するものではありません)(今回で2例目です前回も意見書を提出しています)
また日本自然保護協会、国立環境研究所の研究員も意見書を提出しています
(仮称)宗谷丘陵南風力発電事業の計画段階環境配慮書に関する意見書を提出しました - NACS-Jの自然保護 (nacsj.or.jp)
新聞等でも取り上げられ、環境相から経済産業相へイトウへの配慮意見が出されているようです
イトウ「聖地」猿払川水系に風力発電計画 専門家「大量死リスク高める」:北海道新聞デジタル (hokkaido-np.co.jp)
「幻の魚・イトウに影響」 懸念される生息地での風力発電計画 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
猿払イトウの会の意見内容(要約)
計画地域山林は猿払村水道水源の河川が多く、同地域の森林は貧弱(笹地)でここに建設・管理道路、風車を建設するとさらに多くの植生が失われ、山林保水力の低下、融雪の早期化、山林斜面崩壊、土砂流入の増加等が発生、河川水位低下、水道水源水の減少、河川水質の変化、水温上昇等が起こり河川に生息する魚類の生息、沿岸海域環境、産業魚介類への影響が懸念される
水道水源の減少は村民の生活、水産加工業、酪農等産業にも大きく影響
河川水位低下による水温上昇、溶存酸素の低下等により海洋のプランクトン等々の変化、赤潮等発生の懸念、河川水位低下・水温上昇により2021年の魚類大量死の常態化の懸念
山林に生息する動物の生息分布の変化と生態系変化の懸念、それらが住民・産業に影響する可能性がある(例ヒグマ・エゾシカ、ネズミ、昆虫類の生息域の変化)
イトウへの影響
計画は5水系20以上の産卵河川と本流域の広範囲に影響する可能性がある
山林植生消失による融雪状況の変化、産卵遡上への影響、水位低下による産卵域の変化、土砂流入による孵化への影響、建設管理道路による遡上障壁の発生、河川水位低下による水温上昇、溶存酸素低下、水質悪化等の生息環境への影響が懸念される。
またイトウの生息河川、産卵河川は産業魚種のサケマス類が産卵遡上する河川のため漁業への影響も懸念される。
村民の生活、産業、河川・海洋環境への影響、変化を心配しています…
建設後に影響が出ても取り返しがつきません…
特に宗谷の風発事業は余りにも多く、宗谷丘陵の稚内から幌延、中頓別まで連なる計画…それはちょっとやりすぎではないかと思います。
今回のジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社や株式会社ユーラスエナジーHDの事前説明を受けましたが、環境のために企業が一歩譲るという姿勢が感じられません
クリーンエネルギー…環境に配慮した…再生可能…地域に大きな利益を生む…
都会の電力需給のため…このような大義のために建設予定地の僻地で実際に行われている事とは…
風発計画は各地で反対の姿勢が出始めていますこれは何を意味するのか?
これを機に皆さんも一緒に考えてみてい頂きたいと思います。(難しい問題ですが)
参考までに
以下
<続報>風力発電計画データ改ざんか…「調査のやり直し」進める 告発の調査員は隠ぺいに憤り辞職【山形発】 (msn.com)
<続報>鳥類への影響払しょくできず・JRE社が計画断念…加茂地区風力発電事業 山形・鶴岡市 (msn.com)