十・十空襲から70年 琉球新報が伝えたこと | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

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代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。


10月10日。

私たちの世代には「体育の日」というイメージが強いですが、今はハッピーマンデーとやらで、10月の第2日曜日に変わりました。

10月10日と言えば、沖縄では「十・十空襲」です。

昭和19年10月10日、米軍が南西諸島全域を空爆しました。

軍事施設がその標的となった他、那覇市には無差別の絨毯爆撃が行われています。

那覇市内市街地の9割が消失し、多くの民間人を含む600人以上の命が奪われました。

これは明らかに国際法規違反であり、許されない行為です。


今日は十・十空襲から70年を迎えたことになります。

琉球新報の社説でも十・十空襲がとり上げられています。
 ↓
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-232872-storytopic-11.html

しかし、冒頭で米軍の非道さに触れているだけで、記事の大半が特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認への批判に費やされています。

特定秘密保護法や集団的自衛権には様々な意見があって当然だし、それを主張することも批判しません。

しかし、「軍事施設の存在そのものが国民の命を奪う誘因となる」という主張は、事実を正しく認識しているとは思えません。

十・十空襲を許した原因は、日本軍の防空態勢が整っていなかったこと、司令官の行動や判断にミスがあったことでしょう。

そして、民間人に多くの被害が出た原因は、前述の通り米軍が国際法規に違反した非道な攻撃を行ったことにあります。

これを「軍事施設があるから攻撃される」という「重い教訓を得た」とするのは、こじつけと感じます。

多くの犠牲者を政治的主張に利用しているのではないかという怒りさえ覚えました。


十・十空襲の日、純粋に慰霊の気持ちを持って欲しい。

沖縄の報道機関であれば尚更です。


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