消防課の職員の方を講師に招いて「普通救命講習会」が開かれたので、参加してきました。心肺蘇生法や、自動体外除細動器(AED)、止血の方法などを習いました。
従来、医療関係者等にしか使用が認められていなかったAED(自動体外式除細動器)が、昨年7月から一般の者も使うことが可能になしました。AEDは心室細動の状態にある心臓に電気ショックを与えることで、心臓を正常な拍動に戻す器械です。よく、映画なんかで心停止を起こした患者に医者が「バリバリッ!」っと電気ショックを与えているシーンがありますが、あの機械がそうです。元気だった人が突然、心筋梗塞などで倒れた場合、「心室細動」という状態を起こしていることが多いそうです。この状態だと、1分間処置が遅れることによって、生存率率が7~10%ずつも低下してしまいます。より早い処置が必要だということです。今回、訓練した機会は一般の人でも扱えるタイプのもので、音声ガイダンスにしたがって操作すると、自動的に心室細動か否かを機械が判断し、電気ショックを与える形のものです。実際、扱ってみると注意点だけ守れば、私でも簡単に扱うことが出来ました。
現在、たくさんの人が集まるような場所(競技場やコンサートホールなど)にAEDが設置されるようになってきていますが、防府市ではまだまだ設置場所が少ないようです。この機械の値段は1台およそ40万円とのこと。市内の各公民館や、小中高校などにどんどん設置していくべきだと思います。
実は、私は中学生の時、サッカー部の練習中に心肺停止状態に陥ったことがあります。サッカー部の顧問の先生が、心肺蘇生法を知っておられたお陰で、元気に35歳まで生きることが出来ています。スポーツ少年団や、この前記事に書いた子ども会のソフトボールなどのお世話をされる方には是非、心肺蘇生法を知っておいていただきたいと思いますし、AEDの設置箇所も増やしていかなくてはならないと思います。