原発を「主義」で語ってはならない | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

福島原発2号機、3号機でもメルトダウンがあったとの解析結果が発表されました。
 
事態が収束する気配は全く見えず、不安は増すばかりです。
 
浜岡原発停止を原発廃止への一里塚と考えて喜ばれている反原発派の方もおられるようですが、浜岡は廃炉が決定した訳ではありません。
 
いまのところ、防波壁が完成すれば再稼働する予定です。
 
中には「民主党は反原発」、「自民党が原発を推進した」というような認識をもたれている方もおられるようですが、民主党は原発推進です(でした)。
 
マニフェストでもはっきりと原発利用について着実に取り組むことを謳っていますし、
あの多くの方が称賛した「-25%」鳩山イニシアチブによって、プルサーマル計画も推進されたと言って良いでしょう。
 
鳩山イニシアチブの根拠は、原発推進と排出権取引です。
 
排出権取引こそ、原発反対派が声を揃えて叫ぶ「利権」の権化だと思っています。
 
つまり、鳩山イニシアチブに拍手喝采を送った方々は、「原発」と「利権」を称賛した訳です。
 
 
コメント欄に私のことを「原発依存主義者」との指摘がありましたが、それは間違いです。
 
私は原発について「主義」を持っておりませんし、思想に基づいて考えたことは一度たりともありません。
 
 
ただ、原発に依存していることは認めざるを得ません。
 
電力会社から送られる電気を使って生活している他の皆さんと同じようにです。
 
だからこそ、原発による恩恵を享受しながら、今すぐ原発を停止せよというような主張をする人を卑怯だと感じるのです。
 
改めて申し上げておきますが、私は原発推進派でも反原発派でもありません。
 
より安全で効率の高い発電方法を選択すべきという考えです。
 
しかし、反原発派の方の運動を見るにつけ、それこそ「主義」に基づいたものに思えて仕方がないのです。
 
ある団体の反原発集会の記事を読んでいると、主催は「反戦」「反貧困」「反差別」を訴える団体。
 
なぜ、原発と戦争、貧困、差別の問題をいっしょくたにするのか。
 
イデオロギーに基づいた運動をしているとしか思えません。
 
 
前にも述べた通り、推進派も反対派も結論を決めて譲らず、その主張には冷静さが感じられない。
 
推進派には「利権」の匂いが漂う一方で、反対派には「主義」が色濃く滲む。
 
いずれにしても非常に科学的な問題である原発を論ずる姿勢として正しくないと感じています。
 
 
 
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