選挙公報は有権者のためのもの | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

6月議会が閉会しました。

最終日の今日は補正予算案の審議が行われ、可決されました。

本会議終了後に議会運営委員会が開かれました。「民友会」の藤野議員が、新会派「真政会」を結成され、1会派増えて、なんと12会派となりました。

一人欠員があるので、29名の議員で12会派!多いなぁ・・・。

その後会派会長会議が開催されました。会派会長会議では、我が会派息吹の原田議員が先日の一般質問でも取り上げた選挙公報について話し合いがありました。

選挙公報とは、国政選挙などで配られるような、候補者の政策やプロフィールなどを記載したものを各戸に配布するアレです。国政選挙だけでなく、市や町でも行っているところもあります。

「他市で選挙公報を実施しているところでも投票率が下がっている」「費用をかけてまでやる意味は全くない」などの意見も出ました。

私は「これからは政策を判断し、投票行為に反映してもらう時代」だということを訴え、導入に賛成の態度を表明しました。

結果、多数決となり、賛成多数で選挙公報導入に向けて進めていくこととなりました。

国政選挙などとは違って、市議会議員のように身近で、また候補者の多い選挙になると、地縁血縁で投票する候補を選択することが実際には多いようです。労働組合出身などの議員以外で、保守系の議員は自治会等の推薦をもらって立候補した方も少なくありません。(私はいただいてませんが・・)

そういう議員は自治会の代表的な意味合いもあるでしょうし、出身地域に密着した活動をされるので、日々の後援会活動でしっかりと広報活動は出来ているので、選挙公報は自分にとっては特に意味のないことかもしれません。

しかし、若い方の声を聞くと、特に知っている候補者もなく、誰からも応援を頼まれないので、誰に入れていいか分からない、という意見あります。選挙のポスターだけでなく、政策や信条を比較してみたいという方もおられます。

選挙公報は立候補者のためにあるのではなく、選択する有権者のためにあるのです。有権者の判断材料をより多く提供することは必要なことだろうと思います。