一事不再議の原則 | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

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代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。


午後からは議会運営委員会が開催されました。

昨日、FAXで案内が流れてきて、急遽、今日開催。

協議内容は、議会最終日に追加議案として上程される監査委員を1名増やすという条例改正案の取り扱いについてです。

この件は、前回の議運でも協議され、委員会としては「即決は無理。委員会に付託」という結論になりました。

議運のメンバーには、この件の所管委員会である総務委員会の委員が5名もいるので、「こりゃ、継続審議になるな」という話も出ました。

今日の議運では、「委員会付託や、継続審議などでなく即決で」、「質疑などは本会議で」と、あらためて議長から問いかけられました。

これが、議長の考えなのか、執行部からの要望なのか、議会事務局の見解からなのかは、よく分かりません。

その理由として「改正するところは“3名”を“2名”にするだけだから」というのを聞いて、先ず私が口火を・・・。

そりゃ、文章上は「3」と「2」が変わるだけですが、月に9万円とはいえ報酬も発生します。この条例改正の目的が説明されていないので、よく分かりませんが、おそらく「監査機能の強化」ということでしょう。監査機能を強化するには、2名のままでは機能強化は出来ないのか、1名の増員ではなく、人数の問題なら3名増やせばどうか、など、議論すべきことはいくらでもあります??というようなことを言いました。

他の議員からは、前回結論を出したものをもう一度協議すること自体が「一事不再議」の原則に反するという意見も出ました。

確かに。

議運終了後のことですが、議会事務局の職員や、とある議員は「本会議の議決には一事時不再議の考え方があるが、委員会での決定には適用されない」という人もいました。

私は「決め事ではなく、原則の問題だ」と言いました。

「一事不再議」は「議会」での決め事である前に、「会議」の原則です。

議会に限らず、どんな会議においても、この原則をもって臨まなければ、会議は円滑に進まず、果ては会議自体の重みもなくなります。

結局は、前回決めた通り、「委員会付託」という結論になりました。

???はっきり言って、時間の無駄でした。


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