つばさの党、再々逮捕 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の代表らが別の陣営の選挙カーを追い回して選挙運動を妨害したとして逮捕された事件で、警視庁はほかにも3件の妨害行為を繰り返していたとして再逮捕しました。代表らが逮捕されるのは3回目です。

 

 再逮捕されたのは、政治団体「つばさの党」の
 ▽幹事長で、選挙に立候補した根本良輔容疑者(30)と
 ▽代表の黒川敦彦容疑者(45)、それに、
 ▽組織運動本部長の杉田勇人容疑者(39)の3人です。

 

 拘留期限が来たら別の案件で逮捕して、容疑者の身柄をいつまでも警察内に留めて置いて、容疑者が警察の筋書き通りの供述をするまで取り調べを続ける行為を人質司法と言い、冤罪の温床になるので良くないとされています。つばさの党の3人にはこの人質司法を警察はやっていますが、怪しからんといった声は上がっていません、世間は納得している感じです。

 

 つばさの党の3人がやったことは多くが本人たちの手でネット上に公開されていて、冤罪になる要素は存在していません。やったことは明白であり警察が証拠を捏造する余地はなく、争点はその行為が質問をしに行っただけなので合法であるか、選挙妨害なので違法であるかだけであり、つばさの党側の主張が認められる可能性は皆無です。

 

 一括捜査にせず、妨害行為の案件ごとに逮捕している警察の意図は容易に分かります、黒川敦彦容疑者は東京都知事選に立候補しており、保釈したら再び補選と同じ選挙妨害を繰り返すに違いないから、都知事選が終るまで外に出さないようにしようということです。

 

 現場で逮捕されなければ違法行為ではないのだ、というネトウヨに共通する間違いをつばさの党もやっていました。警察で暴れても逮捕されない、選挙妨害を繰り返しても逮捕されない、従って自分たちの行為を取り締まる法律はないのだ、と考えていたのです。

 

 この間違いは在特会も過去にやっています。京都朝鮮学校の襲撃現場にやってきた警官に逮捕されなかった、徳島県教組に乱入しているところにやってきた警察官も逮捕しなかった、だから自分たちがやっていることは違法ではないのだと思っていたら、時間が経ってから逮捕され有罪判決を受けました。

 

 暴走族でも、暴走現場での逮捕はなく、何か月も経ってから本人の自宅へ刑事が行って逮捕するのがふつうになっていますが、ネトウヨたちはその場で逮捕されなければ、その行為は合法なのだといった感覚を持っています、在特会がそれで失敗しているのに、つばさの党が同じ間違いをやる、本当に他人の失敗から学ばない人たちです。