時間がない | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 わたしたち拉致被害者家族には時間がありません、といった言葉を始めて聞いたのは20年以上前のことになります。正直者の私は、時間がないのか、ならば3年もしたら時間切れになってこの人たちは静かになるのだなと思いましたが、それから20年以上に渡って時間がないと言い続けています、これからも言い続けて行くに違いなく、結果としては時間があったのではないかという話になって来ます。

 

 靴屋が閉店セールをやり出した、今買っておけば安いものが手に入ると思って買ったら、20年間閉店セールが続いていたという感じです。

 

 時間がないは拉致家族会というか、横田家の家の芸になってきている感じなので、政治家でこれをパクる恥知らずはいないだろうと思っていたのですが、それがいたのですから驚きました。

 

 参政党の神谷宗幣が、党の政策は入って来た党員の議論で決めると言っていたのを翻して、なんでも自分で決めてしまう独裁体制に持って行ったときに、日本には時間がない、悠長な議論などしていられないから自分が決めるのだと言ったのです。

 

 ウヨは日本は世界で最も歴史が長い国だとしています、長い歴史の時間がここへ来て突然なくなってしまう、日本には残り時間がなくなってしまうというのは、どう考えても理屈に合いません。日本は在り続けていて、神谷宗幣は20年経っても、日本には時間がないから、自分がなんでも決めなければいけない、議論で時間を空費することは許されないと言っているはずです。

 

 時間がないと絶叫する、拉致家族会の一本ネタを神谷宗幣はぬけぬけとパクったわけです、こんな厚顔無恥な国会議員は見たことがありません。

 

 拉致家族会の時間がないとの絶叫は、自分たちは近いうちに死んじゃうから早くせよとの脅しなのですが、神谷宗幣の日本には時間がないは、俺様を独裁者にしなければ日本は終わってしまうぞという脅しです。こうなると、自分のみがこの国を救うことが出来る真理の実行者ということになるわけで、麻原彰晃や大川隆法となんら変わりません。この2人が亡くなったあとの真理の実行者の地位の狙っているように感じられます。この状態で参政党を支持で来ている人は、かつてのオウム真理教や幸福の科学の信者と同じなのです。