【今回は大馬鹿にもわかるよう、より簡潔に天皇とは何か？を解説したいと思います。
いきなりズバリ答えを書いてしまうと、天皇とは日本の歴史伝統文化を古来より受け継いで体現している存在なんですよ。
それだけが日本の歴史じゃないだろ！！ もっと他に色々あるだろ！！
・・・と言う人もいるかもしれませんが、じゃあ日本が千何百年続いてるっていう証明ができるものって他にあるの？、と。
天皇とはいわば、その国に歴史があることの証明でもあるんですよ。
その事実は、日本の年号（元号）が天皇の代替わりとリンクしてきたことにも示されています。
昔は代替え以外の時も年号が変わってたぞ！と反論してきた人もいましたが、そんな例は数えるほどしかありませんからね。】
と大馬鹿が言っています。ネトウヨの歴史認識などこんなものだろうと晒して笑いものにするレベルです。
【天皇とは日本の歴史伝統文化を古来より受け継いで体現している存在】
天皇は古典芸能の家元なんですかね、天皇に対するこんな定義はまともな人はやっていません。
天皇制がどうして長く続いて来たか、日本人が中国から直輸入した律令制に代わる人間の序列を作り出すことが出来なかったからです。政治体制としての律令制は、公地公民の上に存在するはずだった天皇家が、権門や大社寺と競い合って私領を増やそうとした時点で崩壊しました。人間の序列の制度としては明治になるまで続きました。
武家の棟梁は、征夷大将軍右大臣源氏の長者淳和奨学両院の別当を称して来ました、官職は天皇が与えるものですし、源氏の長者は天皇家の分家であることを誇るものです。江戸時代には、井伊掃部頭、酒井雅樂頭、大岡越前守とやっていました。井伊家の当主が宮中の掃除屋さんの頭をやるはずがないのに、空文化した律令制の位階と官職が、この国の体制のなかで人間の序列をしめすものになっていたのです。
律令など廃止にして、徳川宗家を頂点とする人間の序列を作ればよく、そうすれば律令によって地位を保証されていた天皇も廃止できたのに、それを作ることが出来ず、律令制を人間の序列を示すものとして使ったので、律令制で地位が保証されていた天皇もなくすることが出来なかったのです。
明治になって律令制が廃止されると、天皇の地位は、明治憲法によって国家の主権者と決められます。敗戦後は現行憲法によって象徴と決められます。
律令以前の天皇は、大王であり、大和一帯の豪族連合の親分で、律令制が作られて法律的に地位が保証され、明治憲法、現行憲法によって地位が保証されてきた存在であって、日本の歴史や文化によってその地位が保証されてきたわけではないのです。それが分からないのは大馬鹿です。
どこかで律令制を廃止できる武家の棟梁が出ていたら、天皇は日本からいなくなっていたはずです、織田信長が70歳まで生きていたらそれをやっていた可能性が高いと思います。今でも国民の多数決で憲法の1条から8条までを廃止すれば、日本の日本の歴史や文化に関係なく天皇はいなくなります。大馬鹿にはその法律論が分かりません。
【その事実は、日本の年号（元号）が天皇の代替わりとリンクしてきた】
ネトウヨらしく、恥の上塗りをやっています。改元は悪いことが続くと縁起直しで行なわれ、甲子、辛酉の改元もありましたが、天皇の代替わりでの改元は慣例にはなっていません、年表を調べれは簡単に分かることですが、ネトウヨはそういうことすらしていません。
