バイデン大統領は正直者 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 バイデン大統領が、日本を「日本は外国人嫌い」の国、だから問題を抱えているのだと述べました。それを伝える記事の一部の写しを転載します。

 

 【1日の資金調達イベントでは、同盟国の日本とインドを競争相手の中国とロシアと並べて、経済が低調なのは「外国人嫌い」で移民を拒否しているからだと主張。 「なぜ中国が経済面でこれほど失速しているのか? なぜ日本やロシア、インドが問題を抱えているのか? 彼らが外国人嫌いで、移民を望んでいないからだ」「わが国の経済が成長している理由の一つは、(ここにいる)皆さんや他の多くの人々のおかげだ。つまり、わが国が移民を歓迎しているからだ」と語った。】

 

 中国やインドが移民を歓迎しないのは、自国民の人口が多すぎるのでこれ以上人間を抱え込めないという事情もありますが、少子化で人手が足りない、労働力の不足が深刻と言いながら、外国人に対しては排除を求める世論が盛り上がっている日本の外国人嫌いは、世界的に見れば異常な感じがします。

 

 これに対して日本政府は、「日本の政策の正確な理解に基づかない発言があったことは残念だ」と米国側に申し入れ、日本の政策や立場について改めて説明したと伝えられていますが、相変わらずの嘘であり、日本のことを正確に理解しているからこそ、日本は外国人嫌いとの指摘が出て来るのです。

 

 日本の外国人排斥は、諸外国に多い自分たちの職を奪われるというものではなく、外国人は犯罪者だ、本国のスパイだ工作員だ、日本の習慣に馴染まないといった、事実に基づかない偏見によるものが多く、外国人が嫌いという表現がぴったりくるものになっています。

 

 外国人がいてくれなければ経済も福祉も回らなくなっているのに、外国人は全員追い出して、日本人だけでやれば全てが良くなるという、現実無視の暴論が歓迎されているのが日本の現実で、日本の政府の言い訳は見苦しい限りのものです。

 

 移民を敵視して、メキシコ国境に壁を作ると主張していたトランプ氏が日本では人気があって、前回の大統領選挙では開票が終了して勝敗が確定しているのに、バイデン氏が逮捕されるとか、激戦区で投票結果が無効になってトランプ氏が逆転するとか言った、アメリカ発のフェイクニュースに日本人が大喜びしたことは記憶に新しく、外国人嫌いが日本人の本質ですから、バイデン氏の指摘は正鵠を得たものです。