驚異的な馬鹿 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 下に貼ったネトウヨの記事ですが、読んで余りの馬鹿さ加減に腰か抜けました。福島瑞穂氏が勝手に社会民主主義という言葉を作ったのだそうです。社会主義と民主主義は相容れない、これほどの物知らずも珍しいと思うのですが、これが今のネトウヨのレベルです。

 

 民主主義は政治体制であり、絶対王政と対立する理念で、その対立が軍事衝突になったのがフランス革命です。

 

 社会主義は経済体制であり、資本主義と対立する理念で、その対立が軍事衝突になったのがロシア革命です。

 

 従って、政治体制は民主主義、経済体制は社会主義という選択は存在します。このネトウヨは、ヨーロッパの左翼政党の多くが社会民主主義政党であることも知らないようです。

 

 こんなことはネットで調べても簡単に分かります。Wikipediaですら、このような記述をしています。

 

 「現代の用法では社会民主主義とは、一般的には混合経済を支持し、資本主義の枠組みの中で労働者階級に利益をもたらす改善を主張する政治思想や政治体制である。」

 

 下の記事を書いているネトウヨは、この程度のことすら調べていないのです。

 

 暴力革命で成立した共産党政権は、いったん出来てしまうと非合法なかたちでしか覆りません、プロレタリア独裁で、合法的に覆す制度が設けられていないのですからそうなります。社会民主主義政党が選挙を経てブルジョア議会で政権を取った場合には、次の選挙で政権を失う可能性があります、ヨーロッパの社会民主主義政党は議会の中で保守党と政権の交代を繰り返しています。

 

 社会民主主義では、そのなかで保守党が政権を持っているよりも労働者の利益は拡大しますが、資本主義を解体するところまでは行きません、資本家の地主も、独占的な利益が多少は縮小されても存続して行きます。誰もが知っている社会民主主義の限界点であり、同時に議会制のブルジョア民主制のなかに収まるところなのです。

 

 誰もが知っていてもネトウヨだけが知らない、その知らない奴ばかりが威張っているのが今の社会です。