社民主要打撃論 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 昨日の続きです。もう一度、例のネトウヨのツイート画像を貼っておきます。

 

 福島瑞穂氏が政治家になるずっと前から、社民主要打撃論というのが革命的マルクス主義政党にありました。プロレタリア階級が貧困化すれば必ず暴力革命に立ちあがるという窮乏化革命論があって、窮乏化を妨害しているのは資本主義体制のなかで労働者階級の利益を求めて行く社民主義だ、社民主義が強くなれば労働者階級の窮乏化は緩和されて暴力革命が遠くなる、社民主義政党を叩くことが窮乏化革命を実現する有効な手段であるというもです。

 

 暴力革命を放棄した日本共産党ことが窮乏化革命を妨害している社民主義政党そのものだ、マルクス主義を放棄して社民主義政党に転落した日本共産党こそ、革命的マルクス主義による革命を妨害している最大の反革命勢力だ、共産党の看板を掲げているが社民主義政党に転落している事実を暴露して、日本共産党の微笑路線が破産していることを人民に伝えることが革命への有効手段だとして、革命的マルクス主義政党は日本共産党批判を繰り返しました。

 

 これで革命的マルクス主義政党が反代々木系と言われる由縁なのですが、ネトウヨにはこれも分からず、サトウのタワケと称しているここで数回取り上げたネトウヨなどは、日本共産党のことを千駄ヶ谷などと書いていました、日本人の劣化の見本のような存在です。

 

 革命的マルクス主義は暴力革命を一発勝負で行なうという考え方ですから、ブルジョア議会のなかで政権を取ってという日本共産党の方針は、社民主義政党そのものですから、社民主要打撃論に基づいてその反革命性を叩きます、誤った指導理論であると非難します。革命的マルクス主義からそのような非難を受けるというのは、日本共産党が暴力革命路線を放棄している証拠なのですが、それが分からないネトウヨは、この期に及んでも日本共産党は暴力革命を目指しているなどと言っています。

 

 中核派が潰れずにもっているのは、日本共産党が資金援助しているからだと言っていたネトウヨもいました。バカか、長年の敵対関係も知らんのかと言われると、元は同じだと言い返していました。革命的マルクス主義政党と社民主義化した日本共産党といった現実も分かっていないのです。

 

 福島瑞穂氏の言動を腐すのであれば、日本には日本共産党という巨大な社民主義政党があるのだから、もうひとつの社民主義政党は伸びようがないのだとでも言っておけば、少しは政治のことを知っていると思ってもらえるのですが、ネトウヨにはそんな知恵もありません。