風雪の群像・爆破事件 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 サトウのタケがアイヌ協会副会長が朝鮮学校で講演したことがあるから、アイヌ協会は主体思想に染まっていると威張って書いていますが、ネトウヨ的にはアイヌ解放運動の汚点になるはずの風雪の群像爆破事件や、太田龍のアイヌ革命論には触れていません。

 

 北海道旭川市にある風雪の群像を、後に東アジア反日武装戦線となるグループが爆破したもので、日本帝国主義のアイヌモシリ侵略の象徴であるとして犯行に及んだものです。1972年のことです。

 

 この事件の翌年あたりから、太田竜がアイヌ革命論を吹聴するようになっています。プロレタリア革命が思うように行かず、疎外された窮民こそが革命の主体となり得るという窮民革命論が出て来て、日本帝国主義によって民族滅亡寸前まで追い込まれたアイヌ民族こそが革命の主体となるというもので、太田竜といういかがわしい人物の個人的に妄想に過ぎず、一般の日本人との生活格差の解消と北海道の先住民であることを認めさせるという、北海道ウタリ協会(現在の北海道アイヌ協会)の方針とは全く違うものでしたが、アイヌ人の運動を腐すのであれば、風雪の像の爆破や、アイヌ革命論は絶好のネタのはずですが、サトウのタケは延々とアイヌ人の運動を腐す記事を書いていながらこれには触れていません。

 

 それはどうしてか。サトウのタケがパクった、ネットの記事か書籍かは分かりませんが、差別論者が書いたものに、風雪の像の爆破や、アイヌ革命論が載っていなかったので、貶めるのに好都合なネタでありながら触れなかったのです。

 

 10年前にゆずこと名乗って、女性に成り済まして現れたときでも、外国人参政権で日本が乗っ取られると主張していましたが、私の支持者が見つけてくれたネトウヨビジネスをやっている者の著書からのパクリが内容の全てでした。

 

 杉田水脈に差別発言に同調してアイヌ人の運動を腐したいのであれば、ふつうの人であればその歴史を幾つかの資料で調べるはずであり、そうすれば風雪の像の爆破や、アイヌ革命論は必ず引っ掛かって来ます。引っ掛かって来れば、アイヌ人の運動を腐す絶好のネタですから、使わないはずがありません。

 

 つまりあのアイヌ人の運動を激しく中傷した記事も、1つの記事か、1冊の書籍からのパクリであり、知見を広く求めての議論でないことは容易に分かります。ゆずこのころから1ミリも成長していない人間であるといえます。