在日コリアン差別とアイヌ人差別 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 ネトウヨの間で盛んになり出したアイヌ人差別のやり方は、在特会を生み出した在日コリアン差別に酷似しています。在日コリアン差別を成功例として踏襲しているとも言えます。

 

 在日コリアン差別は、差別を材料にして在日コリアンが経済的に良い思いをしている、差別と言っていれば、働かないで公的な支出に依存して豊かな暮らしが出来るというデマを流布する一方で、差別や植民地支配に関して、差別はなかった、徴用工などは日本人労働者が羨ましがるような好待遇だった、慰安婦の給料は総理大臣よりも高かった、日本は朝鮮半島に莫大な投資をしてあげた、といった証明することなど不可能な嘘を並べて過去を捏造する。チョーセンジンは民族名であり差別語ではないと言う。

 

 その一方で、現代の韓国人は侵入したエベンキ族が成り済ましたものだから、日本人とは血縁関係はないとして、古代の日韓の交流をないものにしてしまって、日本人がフリーハンドで差別が出来るようにするというものでした。

 

 アイヌ人差別も同じ構造で、差別を材料にしてアイヌ人が経済的に良い思いをしている、差別と言っていれば、働かないで公的な支出に依存して豊かな暮らしが出来るというデマを流布する一方で、旧土人と呼ばれた過去の差別は北朝鮮の思想に染まったアイヌ協会が捏造したもので、国から手厚い保護を受けていたのだと歴史を捏造する。北朝鮮の思想に染まったアイヌ協会と決め付ければ、北朝鮮嫌いの日本人にウケるということも計算しています。旧土人は土地の人であり差別語ではないと言う。

 

 その一方で、アイヌ人は北海道の先住民ではない、北方から侵入して北海道に住んでいた縄文人を殺して土地を奪った侵略者だと、世界に認められるはずがない嘘を言い立て、それを根拠に先住民としての権利を否定して、日本人がフリーハンドで差別が出来るようにするというものです。

 

 やり方が著しく似ています。在日コリアンへの差別の根拠が全部嘘でも、社会的には大きな成功を収めて、外国人参政権を潰して、在日企業という指摘を恐れた企業が、韓国人をコマーシャルに使わないといった事態を作り出しました。在日コリアン差別に関してはネトウヨが作った嘘が、事実を捻り潰す状態になったわけで、これをアイヌ人にもやってやろうというのです。

 

 ネトウヨにとって差別は娯楽であり、在日コリアン差別も20年やって来て飽きてきたから、今度はアイヌ人差別で楽しもうということなのです。杉田水脈のようなネトウヨ相手の商売をしている政治家はこの流れが分かっていて、わざと話題になるようなアイヌ人差別の発言をしているのです。

 

エベンキ人、この人たちを韓国人に仕立てることにネトウヨは成功しました。