地震対策 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 今から50年以上のことになりますが、関東大震災がもう一度やって来るとか、東海沖地震がやって来るとかマスコミが言い出しました。

 

 私は、テレビや新聞が言っていることを信じるまじめな良い子だった私は、震災対策などなにひとつやっていない、ボロ家に物がゴタゴタに置いてあって、震度4程度の揺れでも箪笥が倒れて寝ている者が下敷きになるような我が家の状態を見て、金のたいしてかからない家具の固定と非常持ち出し袋の用意くらいはしておいたら良いと思って言うと、父親は、「地震が来て家が倒れたらみんな一緒に死ねるでええがや」と言い、母親は、「地震みたいなもんは一番あれだで、あとであれすりゃええがね」と言って、地震対策は必要なしとしました。

 

 それでマスコミの宣伝通りに地震がくれば地震対策は無用としていた親も懲りたでしょうが、50年以上経っても来ていません。その間に父親は大酒飲んでさっさと早いうちに1人で地獄へ行ってしまって、母親も50年間あとでありすりゃええがねと言い続けて、先送りを繰り返した末に地獄へ行ってしまいました。

 

 地震なんて何万年に1度断層が動くとか、何百年に1度プレートが動くという世界ですから、人間の短い人生のうちで出遭わなければ地震対策は必要ないし、心配して、耐震工事とか、家具の固定とか、非常食の用意とかいったことをやった者が、無駄なお金を使ってバカをみるだけです。

 

 この50年間の大きな地震が来た土地を思い出すと、東北の東海岸、石川県の能登地方、熊本、新潟、十勝、神戸といったところです。日本の国土面積から考えと、10%に達していないわけで、90%以上の土地には大きな地震はきていません。地震対策をやっても90%以上の人が無駄に終わってしまうのも事実です。

 

 私は、お人好しですからマスコミに騙されて地震対策を多少でやって来ましたが、今までは無駄になっています、このまま震災に遭わないで死んだら損することになってしまうし、かといって地震に遭うのは怖いし、どうしたものかと困っています。