株・債券の運用益等の税率が20%に統一へ | 埼玉県久喜市の税理士 伊藤允彦のブログ

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おかげさまで独立開業して4年目をむかえました!若手税理士が、試行錯誤しながら成長していく過程と、知っていると得する税金や会計のミニ情報を書いていこうと思います。

現在、株式や債券への投資に対する課税は、

以下のとおりとなっています。



上場株式・株式投資信託の売買益や配当金→申告分離課税
公社債の利子・公社債投資信託の分配金→源泉分離課税
公社債・公社債投資信託の売却益→非課税
公社債・公社債投資信託の償還差益→総合課税(雑所得)



これが、2016年1月より

一律20%の申告分離課税に統一されます。
これにより、異なる商品同士での

損益通算が可能となります。


また、来年から申告分離課税に

一元化されることで原則、確定申告が必要になります。

来年からは債券も特定口座の対象になるので、
うまく利用したいところです。



【 ワンポイントアドバイス 】

外貨建て公社債で運用されている方は、
これまでは売却益に税金はかかりませんでしたが、

今後は課税されることになります。
円安の進行で為替差益が出ている場合には、

年内に売却して非課税のメリットを

受けることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。


納税者の状況や投資スタンスによって、
選択する売買のタイミングは変わる場合があります。
詳細はお問い合わせください。


埼玉県久喜市の税理士 伊藤允彦

業務地域: 久喜市、白岡市、蓮田市、春日部市、幸手市、
        加須市、杉戸町、宮代町、さいたま市、越谷市

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