自閉っこの床屋さん問題 | 愛しき自閉っ子との日々

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自閉症スペクトラムの子(現在中学生 知的あり)の母です。
日々の記録、愚痴など書いていきます。

発達障害の子って、髪を切ることが苦手な子が多い。


フク(特別支援学級に通う中2)も、例に漏れず髪を切ることが大の苦手だった。


3歳頃、1度美容院で私に抱っこされて切ってもらったことがあるのだけど、

その頃はまだ何とか大丈夫だった。


4歳くらいから大の苦手になって、

「今日は4チョッキンね」とか言ってフクを納得させて、毎日少しずつ家で髪を切った。


そこから家でなら普通に切れるようになってしばらく経った小学3年生の時に、

床屋さんデビューした。


DVDを観ながら髪を切ってくれる床屋さんで、ドラえもんを観ながらカットを頑張った。

カットの後はガチャガチャもやらせてくれる床屋さん。

フクが自分で納得して床屋さんに行ってくれるタイミングまで床屋さんに連れて行くことはやらなかった。


床屋さんは、小さい頃から慣らしておいた方がいいのか?


私は、その子のタイプにもよると思う。


小さい頃から通っていても、急にダメになることもあるし、フクの場合は、床屋さんに限らず、自分で納得した時をなるべく待つようにしている。


本人が無理だ、怖い、という気持ちが強い時にやると、上手くいかない。


まずは家で少しずつ髪を切って(ハサミを入れる回数をフクと相談して決めて)、ハサミに慣れさせた。

無理して床屋さんに行かなくて良かったと思う。

フクの場合は、無理するとトラウマになって、余計にその場所が怖くなってしまうから。


最初にトライしようとして上手くいかなくて、しばらく時間を置いてから再度チャレンジしたらすんなり上手くいった、というエピソードがフクにはいくつかある。


少しずつ練習することすらすごく嫌がることは、無理せず先延ばしするようにしている。

小さい頃から少しずつ慣れさせることが大切、という言葉を聞くとプレッシャーになっていたけれど、

慣れさせた方が良いかどうかは結局は内容と人によるのかもしれない。




床屋の話は次回に続く。