そこから母は色々調べてくれるようになり、良い精神科の病院を探すようになる。
治るのかな…
淡い期待。
どうすることもできない自分。
でも、過食症という病気は存在する以上、きっと病院に行けば良くなるはずだ。
何かに、すがりたかった。
今の現状を、早くなんとかしたかった。
なんとかしなければいけないと思った。
初めての病院。
精神科なんて初めて関わる。
小さい病院だが思ったよりも患者さんの人数が多くて驚いた。
今の時代、同じような摂食障害や、うつ病になる人が多いのだろう。
男の先生だった。
まあとりあえず、沢山食べてしまってもあんまり考えず、落ち込まないことが大事。
唯一言われたことといえばそれくらいだ。
こんなんで治るも何もないだろう。
よく分からない漢方薬だけ渡され、帰った。
落胆した。
本当に淡い期待。
過食症、治るのかな。
過食は、止まらなかった。
何故か、食べてしまうのだ。
ただそれだけだ。
食べてはいけないものまで、食べないと気がすまないのだ。
体重はダイエット前と変わらなくなっていた。
そのあといった病院はまた男の先生で、
そんな太ってるわけでもないし、気にすることない。
食べるのを玄米にしたら?
まあ玄米でも太るけどねー。
と、言われた。笑われながら、言われた。
今思い出しても腹が立つ。
どうしてこの時ひとこと言い返してから帰らなかったのか後悔している。
ああ腹が立つ。
また他の病院では女の先生で、
きっと彼氏にふられて辛かったんだね。
と言われ、何かの宗教のような怪しい薬を買わされた。
こんなもんか。
こんなもんだ。
病院なんて、いったってしょうがない。
でもさ、でも…
どうしようもできなくて、
病院行ったら治るかもって思うじゃん。
そんなの期待してしまったわたしが馬鹿だったのか。
てれびで見るような良いお医者さんなんていない。
どうせ医者だって、過食症なんて心の底では馬鹿にしている。
自殺未遂でもしない限り、本当に救ってくれることなんてないんだ。
今でもわたしはそう思っている。