本の商い1週間!【長野・上越ぶらり旅編】 | いとぽんの『メモのすすめ』

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新潟県からこんにちは。
出張本屋をしている、店主いとぽんの徒然日記。本の屋台と古いトランクをもって、次はどの街にいこうかな。



前回の、本の商い1週間!【黒姫高原編】

にひきつづき、古本市出店後のぶらり旅模様をお送りします。

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5月3日の黒姫高原一箱古本市を終え、野尻湖近くのゲストハウス・LAMPに泊まりました。

これがまたお洒落なこと!
さらに、ゲストハウスにしては珍しい(?)、木でできた足を伸ばせるお風呂もあって、極楽でした。

「何だか濃い1日すぎて寝るのが惜しい・・・」と思いつつ、21時過ぎに就寝。

もう、布団に横になって1分もしないうちに眠りに落ちました。



さて翌朝は、霧がかった野尻湖を見つつ出発。寒い!

せっかくここまできたのだから、観光らしいことをしようと思い、
ナウマンゾウ博物館へ。

ファミリー連れで賑わう博物館に、女一人足を踏み入れました。笑

とんでもなく巨大なゾウの牙や鹿の角があり、大昔にこんな巨大生物が地上にいたとは・・・と唖然。

さらに別室には、割りとラフな感じで原人の頭蓋骨が展示されていました。

表示には、何百万年前のものと書かれているけど、そんな貴重なものが割とカジュアルに並べられていて良いのかという驚き。

いや、もしかして、原人の頭蓋骨ってそんなに珍しくないの??
まじまじと見ているの、私くらいじゃないかな・・・。

色んな考えが頭をを駆け巡りつつ、太古のロマンに想いを馳せました。




そしてお次は、黒姫高原の童話館へ。

ミヒャエル・エンデや松谷みよ子の物語や童話の作品紹介があり、
魅力的な本がたくさん展示されていました。

また、童話館の近くには、いわさきちひろ黒姫山荘があります。

ここがまたいい雰囲気なのです!

将来、こんな書斎があったら・・・なんて夢見てしまうような、小さな家。

新緑の季節で鳥のさえずりが聞こえて、自然の音しか耳に入らないような場所です。



私でも、何か素敵な物語がかけそうな気がしてくるから、不思議です。

森の空気をたくさん吸い込んで一息ついてから、
今度は新潟県上越市へ。

家具の製作や、古い道具のリメイクをされている、ヴェルメさんに訪れるためです。



(ヴェルメさんblogから転載)


数年前に知り合ったのがきっかけで、今回の黒姫高原一箱古本市を教えてもらい出店することになりました。

ギャラリーに初めて訪れたのですが、家具作りもさることながら、古い道具のリメイクに関しては、とりわけ才能を感じずにはいられない方でした。





ひとつの古い桐箪笥から、ここはこう使える、ああ使えると、
思い描いたものを形にしていく。

古道具ってそのままだと、味はあるけど自分の部屋に合うかは微妙だったりします。

だけど、ヴェルメさんの手にかかれば、純和風だった古い家具が、
今の洋風の暮らしにもしっくりくるような形に生まれ変わる。

いかにもリメイクしたっていう不自然さもなく、生活に馴染むような自然な道具に変わるのです。

その工夫たるや!


また行ったときは、おしゃれな椅子とか買いたいな。

そして、ちひろ山荘のような部屋へ一歩前進。



ヴェルメさんでひとしきり語らった後、今度は小千谷へ。

古本市仲間と、星野屋でパフェを食べてながら近況報告。

そして帰路につきました。



たった2日間だったけれど、長い2日間。

長野も新潟も、まだまだ知らないことだらけです。

知らない町へ行くと、なぜか面白い人に出会えてしまう。

今回も、そんなことをひしひしと感じました。

また、時たま遠くに出店してみたいなあ。


それではまた!




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古本いと本(いとぽん) 店主 伊藤かおり

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出没地:新発田市、新潟市の一箱古本市などのイベント


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《こんなところに現れる予定です》

2016年
・5/14 (土) しばた軽トラ市
・5/28 (土) おかしな読書会@セキカワカナモノ店
・6/5  (日) 本の合コン@blue cafe  午前10時~12時