はい、ドーモ。いとぷです。

 以前の記事↓

 

 で作ったまほやく二次創作小説本が。

 ついに届きました!!ヤッター!!

 

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 デデン!!!!

 見てくれこの表紙の加工。これも自分でカスタムできちゃうんだぜ。

 私が選んだのはゴツゴツとした凹凸のあるふっくらとしたエンボス用紙のマーメイドスノーホワイト色々画像検索もして、一番好きそうな、艶のない紙っぽさを重視した結果の選択でした。

 デザインは流石にプレミアム入ってないと拘れなかったけど、どうせ剥き出しでとっておいたり読んだりするもんじゃないからいいわの精神。自分用だし。(とはいいつつBOOTH販売はしている。)

 

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 サイズは文庫サイズのA6、右綴じのそれぞれ中央まほ本が76P、北まほ本が116P。だった筈。背表紙にタイトル入れるの忘れてた…。っつーか机の上汚ッ。

 

 肝心の中身はこんな感じ。

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 素晴らしい……👏👏👏

 何だコレすごい。

 私が知っている本だ。

 

 

 興奮して元出版社勤務の父にも見せたところ、

段落下げもフォントも題字も綺麗に整ってるし紙も良い。本として上出来だ」ノンブルも最近全部自動になったんだよなぁ……。昔はこれが大変でさぁ……」

 としみじみとお墨付きを頂きました。pixivすげえな!

 これ、本当に私が手出ししたの、本文とあとがきくらいなんですよ。

 あとの目次やページ数入れだのなんだのもぜ~~~んぶpixiv側でやってくれた。まあ私は元からちゃんと自分で付けてたんですけど、段落もたしか全部しっかりつけてくれた筈。

「ページ数にもよるけどこれはだいたい一冊1500円もせずに作れたよ~」と教えたら大層驚いてました。

 

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 ちなみに父曰く「編集者は奥付を見る。」とのこと。その点でも非常に本としてよく出来ているらしいです。

 あとガチレビューが怖いので内容は読ませてません。怖くない…?(他の家族も似たようなものなので我が家に作家の心の休まる場所ナシ。私以外が文学に詳しすぎる。)

 

 うおー。やっぱ形になると興奮する。

 

 まあ強いて言うなら改行問題ですかね…。

 pixiv小説の掲載形態って、基本的に横書きなんですよ。

 なので、私もそれに準じて、横書きで見やすいように書く訳です。で、しかも私のなんて台詞前提のシナリオ同然の台本形式なので。

 

「こんな風に、台詞と地の文を一行ずつ空けて書いてるんですね」

「そうすると、文章を読むのが面倒でも、何となくぱっと見は整理されているから、台詞だけでも見つけやすくなる気がしませんか?」

「は台詞さえ読んでもらえればこっちのもんですからね」

 

 といった具合。本来はなろう小説のほうでそれをやるべきなんですが。(笑)

 で、実はpixivさん側もこれに配慮していて。

 縦書きPDFに出力する際に、自動で改行を詰めてくれるんですよ。

 これが曲者でして。(笑)

 

 

 

 こんな風に、意図的に改行している分まで詰められてしまうんです。

 

 

 

 まあ、そこはアスタリスクだの三点リーダー代わりのピリオドだのをマメに置かなかった私が悪いんですが。実際にそうしてる部分は問題なかったですし。

 そしてこの、台詞と文章の改行、さらに横書きフォントのせいで、「ピッタリに収まっているのでてっきり改行になってないと思い込んで打った重複した改行」までしっかり縦に再現されてしまい…。

 やっぱりこういう細かいミスは同人ならではというか、商業ベースをやる上で担当編集さんや校閲さんが必要になってくる点なのだなぁと痛感しました。

 

 いやあでも個人でこれ作っただけでも十分でしょ。

 作って良かったかも。自分で散々読み返したのにも関わらず、思わず手に取ってしまうほどです。

 

 この頃になってやっと、自信がついてきたとも、ハイになってきたとも言えるのですが。

「作品をちゃんと形にしてみよう」という気持ちが前に出てくるようになって。

 今までは「どうせ誰も見ないし…」とか「どうせ売れもしないし…」「どうせ難しいし…」どうせどうせで、何もかもを眠らせて押し込めてました。

 でもこう、一昨年くらいかな。仲の良い一時創作仲間の友人(と書いてフォロワーと読む)が、一冊の本を出したんですよね。やっぱり同人で。

 それのエネルギーが凄まじくて。もちろんその人は同人歴も長いですし、色々積み重ねたノウハウがあって、忙しい仕事の合間を縫いながら、丁寧に創り上げた小説本だったんですけど、やっぱりそれが大きな切欠だったかなと思います。

 自分が今までTwitterのタイムラインで見ていたものが、突然目の前に具現化している

 その感覚っていうんですかね。ズシッとした紙の重さと、整えられた文字の並び。捲ったら捲った分だけ、その人だけが知っている、世界にひとつだけの物語が溢れてくる

 企画として売り出す為に創られたものじゃなく、私の知ってるあの人が、あの物語が、あのキャラクターが、この本になったんだ。と。そう思った時の感動がね。忘れられないです。私も衣装デザインで参加させてもらっていたので、尚更「うわーーーっ!!本当に出来るものなんだ!!!!」という驚きがありました。

 それでお話を伺ったりして、「もしかしてそんなに難しくないのかも?」と身近に思えるようになったんですよね。

 実際に最近の同人誌製作のサービスもどんどん充実していっていて、手続き作業苦手マンの私でも、何とか完成させられるものが増えてきています。ありがたい。人類。進歩と叡智に感謝を。

 アナログ絵描きマンは分かる感覚かなと思うんですが、実際に描いた絵と、スキャンしたり印刷した絵って全然違うじゃないですか。あの感覚に近いです。

 雑な紙の修正跡や黒ベタのムラが無くなって、より「見たかったもの」に近づくあの感じ。

 これだから止められねえよ。

 皆さんも是非…というにはいささかハードルの高いものですが。

 これからpixivで小説の印刷を考えている人が、何か参考になれば幸いです。

 質問等もありましたら是非コメントで書いていってください。

 

 以上いとぷからの報告でした。ご査収ください。

 

 

 

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いとぷ