僕は今、東京理科大学に通っています。The 理系な学校です。それに対して、僕は今まで国際高校に通っていて、こっちはこっちで The 文系の学校でした。
大学に通い始めてもうすぐ一ヶ月が経ちますが、高校で感じていた「普通」と大学から感じる「普通」のギャップみたいなものがとてもおおきいと感じています。
別にこれは良い悪いとかいう問題じゃなくて、ただ単に、ちがうなあー、って思うんです。
それぞれの学問の能力だったり、考え方だったり、雰囲気だったりです。全く別のジャンルの人達がいると思うし、それはそれで結構楽しい。学べる事が多かったりするし、一人で考え事をしてる時の幅も広がったように感じています。
そこでなんですが、僕は人生で、覚えのある限り二回、「普通」なるものの落とし穴にはまっています。一回目は僕が小4の時日本からオーストラリアに引っ越した時、そして2回目は中1の三学期にオーストラリアから日本に帰ってきた時です。
まず日本からオーストラリアに行ったとき。
日本では九九を始めとする算数の基本的なものは小2くらいには教え終わっていたようなきがします。そこからは100マス計算をやってみたり、といろいろ。しかし僕が小4でオーストラリアに行った時、僕が通った小学校ではまだ九九の六の段とかをやっていました。それに小4なのにも関わらず、自分の指を使って2桁の足し算を行っている人がクラスにちらほら。これぞ僕の初めてのカルチャーショックです。
当然九九なんて一瞬で出来てしまう僕は、完全に天才扱い(笑)クラスで九九スピード対決みたいなものをしてもいつも圧勝だったので、クラスメイトから「日本人やっぱやべえんだな」とか言われて天狗になっていました。
第一の落とし穴はここです。
僕は日本の「普通」の教育に従って育ってきたのが突然、オーストラリアの教育環境に放り込まれたため、オーストラリアの「普通」に合わせてしまったのです。最初は天才扱いされていたのが小6の頃には僕より算数の出来る子が数名出てきたのです。その事実をなかなか認めたくなかった自分を今でもよく覚えています。
いくら最初は天才扱いされても、その場の普通に合わせてしまって努力を怠った場合にはどんどん自分より頭のいい子に抜かされていきます。その環境の「普通」合わせる恐ろしさってこういう事なんです。
それにも関わらず、中1でオーストラリアから帰ってきたとき僕は同じ過ちを繰り返しています。今回は算数ではなくて英語です。
これが二つ目の落とし穴だったのですが...
日本の中学校の英語なんて僕からしたら本当に簡単だったし、転校してきてすぐに英検2級をとりました。これも勉強なんて1秒もしてないのに楽勝で合格。ちょろいなー!とか完全に調子にのっていたなか、(これは恥ずかしすぎてほとんど人に言ってないんですが)僕は中3のとき、英検準1級の試験で不合格をくらっています。これはかなりショック!
そして国際に入学して周りの帰国子女のレベルの高さにまたまたショック!
自分の能力より低い環境の「普通」に合わせてしまった時の能力の低下の速さには驚きます。本当に一瞬です。
大学に通っている国際生と久しぶりに会って話すと「私国際通ってたときは英語カスだったのに、大学の英語レベル低すぎて私でも楽勝」みたいなことをたまに聞きます。こういうところに落とし穴が潜んでるのです。
別にこれは英語勉強しろー!みたいなことを言いたいわけではなくて、もし将来英語を使いたい場合、その環境の「普通」に合わせたら、英語の使い方を忘れる近道をしてるだけだよ、ってことです。
そう意味で、自分の中で残しておきたい能力は、「普通」のレベルを意識的に保っていかなければいけないと思います。そうしないと、、、