伊藤ニコラス -10ページ目

今の日本には、「敷居を踏むな」とか「夕方にかくれんぼをするな」(これに関しては最近知った笑)とかみたいなタブーがありますが、これらには「境界」というものがタブーを生み出している事が顕著に現れています。


敷居はもともと、家の内と外を区別するためにあるのですが、この「敷居」という空間は、内でもなく外でもない、また、内でもあり外でもある、とっても微妙な空間になっているのです。

家の内と外を切断するという意味では秩序を作り出しながら、敷居自体は秩序の境目にあるというその微妙な位置づけのため、混沌が宿るとされています。

それゆえ、敷居を枕にして寝ると幽霊が出ると言われていたわけです。

また「夕方にかくれんぼをするな」についてですが、「夕方」とはまぎれもなく昼と夜の「境界」です。

だから、時間の裂け目にあたるこの時間には天狗や鬼が現れるとされて、子供たちを攫っていくとされていて恐れられていたのです。

考えてみれば映画「千と千尋」でもそうですよね。ハクが千尋に「帰れ!!」(これであってるっけ?笑)って言ったのは夕方、まさに昼と夜の境目を千尋がまたごうとしていた時なのです。そして昼から夜になったとたん様々な妖怪が千尋の目の前に姿を現します。

「境界」の概念はあの有名映画でも使われてたんですね。

あーこわいこわい