この連載は祖母と孫の二人でアフリカにバックパッカー旅をした時を、日本で見守った母の視点で描いた話です。
さて、ウガンダから陸路でコンゴ(DRC)に入国した一行は、ゴマを経て、Nちゃんの働くヴィルンガ国立公園へ。
後々色々調べる中で知ったのだけれど、2015年にはオスカードキュメンタリー部門にノミネートされた「Virunga」の舞台でもあるココ。(そして、映画の制作総指揮には、かのレオナルドディカプリオ氏!←「ヴィルンガ 支援」で検索していたら出てきた)
実は、マウンテンゴリラの生息地として有名で、なんとここに世界の30%の個体が生息しているそう。
と同時に、保護活動をしているレンジャー(700名ほど?)のうちここ数年で200名も殺されているという、
なかなかに痺れる場所。(外務省の危険レベルは4=退避勧告のため本来なら訪問不可地域w)
だから、護衛部隊が連なっての移動だったわけだ。
滞在の直前も情勢不安(近くで銃撃戦があったり、レンジャーが殺されたりとか、そういう事件がある)で
ビザが発給できるかわからないと言ってたしなぁ。
(そんなところに送り込むって危ないじゃない!と言われそうですが、、、ある日突然災害に巻き込まれて人生変わってしまうこともあるし、そこはもう前のめりな選択をしたというふうに考えて、送り込んでいます。もちろん、後で後悔するかもしれないけれど、ね。)
そんな中で、無事に滞在先に到着した一行。
早速、保護ゴリラさんとご対面♪
レンジャーの中には、公園中のゴリラを見分けられる達人もいるんだとか。
(旅行中に前歯が抜けた息子氏。 食べちゃったらしいw)
まだコンゴ民主共和国がベルギー領だった1925年、マウンテンゴリラの保護を目的としてアルベール国立公園が設置され、後に現在のヴィルンガ国立公園に改称された名残からか、公園長はベルギー王子(エマニュエル・ドゥ・メロード)が務めているそう。で、息子氏も王子(と言ってももうそれなりのお年、でも写真見るとめちゃカッコいい)に対面したらしいよw。
Nちゃんのオフィスにて。スタッフさんと仲良しになる息子氏(手に持っているのは虫取り網ww)
一行が滞在したMikeno lodge は写真で見てもとても綺麗!バスタブもあって快適そう!(map)
意外と肌寒いらしく、夜は暖炉に火を入れてくれるそう。
この辺りは赤道に近いとはいえ、高度も高く、寒いからハマダラ蚊(マラリア原虫を媒介する)はほぼいないんだそう。
そういえば行く前に黄熱予防接種先でだいぶ注意喚起されたなぁ。でも現地の実態ってこんなだったりする。
ところで、、息子氏の旅の目的といえば!そう、昆虫採集。先の写真にもちょっと映っていたけれど、
彼はゴリラ目的ではないのですw
この図鑑のアフリカ編で紹介されている昆虫も、ほとんどがザイールのものなので期待高まるが、さていかに。
つづく