新学期が辛そうなら…

 

  長いお休みが終わって、明日から新学期だな…って思うと気が重くなるお子さん、いるんじゃないかなあっていつも心配になります。

 

  私は小さい頃、家族を含めて人と関わることが大の苦手で、学校という人がたくさんいるところでは毎日大きなストレスを感じていました。なぜ周りの子達はあんなに楽しんでいるのに私は楽しくないのかなと自分を責めたりして余計しんどくなってしまいました。でも結局「嫌だ、行きたくない」って親にも誰にも言うことはできず、無理ばっかりしていました。だから、あの頃の私みたいに行きたくないって思っているけどなかなか言い出せないお子さんがたくさんいるんじゃないのかなと思うのです。

 

  「嫌だ」の一言が言えれば少しはましかもしれません。もし嫌だと言えたとしても、それが精一杯の一言かもしれません。どうして嫌なの?って聞かれても全てのパワーを「嫌だ」のために使ってしまったので何も言葉が出ないかもしれません。

 

  もしお子さんが暗い顔をしていたり、学校の支度をしたがらなかったりしたら、国立精神・神経医療研究センターの医師の方が監修している下記のチェックリストで休ませるかどうかを考えてみませんか?

 

 

  子どもにとっては学校が唯一の世界のようなものですが、学校なんて休んでも大丈夫です。勉強なんて後でパワー全開のときにやればいいのです。追いつきたくなったら通信教育でも、個別塾でも、フリースクールでも、家庭教師でも、いくらでも手立てはありますよ。しんどい子には罪悪感を感じず安心してゆっくり休んで欲しいと願っています。好きなことをする元気があるならそれをさせてみてはどうでしょうか。読書でも、お絵描きでも、手芸でも、なんでもいいのです。きっとリラックスできますよ。あくまでも、子ども主体で、子どものしたいことを子どものペースで。