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星空撮影日記

曇りばかりで書くこともないので、半分やけになりながらマキシムのTracking logの事を

書きます。え~、当たり前といっちゃ当たり前の内容です(きっぱり!)


先日のレデューサーのチェックでは満月の他に、分厚い雲が邪魔をしてくれました。

その合間での撮影なので、アレイ状星雲を撮影したコマはピントも甘いですが、ガイドミス

しています。真ん中を拡大したコマを見ていただければちょっと星像が歪んじゃってます。


周辺も歪んでますが、こちらは同心円状に歪んでいるのでガイドエラーと別と分かります。

以前は、この歪みがガイドエラーと思い込んでいて大分悩みました。本来不要だった投資

もしたかもしれませんねぇ。


-撮影鏡筒-

TOA-130+645レデューサーの焦点距離  580mm

撮影チップ  KAF-8300  ピクセルサイズ 5.4μ


-ガイド鏡-

FS-60CB+フラットナーの焦点距離     374mm

ガイドチップ KAF-402ME ピクセルサイズ 9μ


これから見ると、ガイドエラーは0.4ピクセル程度に治まっていないといけないのかな?

お~これは結構厳しい値のような気がします。

さて、当日のlogをグラフにすると下の図のようになりました。注目すべきは黄色の線で、これは

ガイド星の明るさをあらわす値を1/10000にしたものです。Y軸の目盛りの意味は説明書によると

X軸とY軸を修正するのにかかった時間(秒)をあらわすようです。


ガイド星に雲がかかり、明るさがあるレベルを下回ると、X/Y軸ともに修正に長時間かかるという訳

ですね。電子の目も、人の目も星が見えなければお手上げ!という事で。


あっ。ちなみに最初の方で乱れているのはカメラいじってたからです。
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この修正時間が何ピクセルに相当するかですが、マキシムにlogを読み込ませると以下のグラフに

変換してくれました。(どういう理屈だろう?) Y軸の値を見ると、1ピクセルを超えてますねぇ。
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という訳で、ガイドエラーが発生してもTracking logを残しておけば、ガイドの問題なのか、たわみや

締め付けの緩みといった設置ミスか切り分けが出来そうです。当たり前の事なんですけど、こういう

数値に基づいた分析ができないと、色々悩んで迷走しちゃうんです。


ここは大丈夫!という足場を一つでも多く残していかないと。


という訳で、また夏のボーナスがぁ...

それにしても梅雨のようなお天気。

昨日は加古川総合文化センターでの観望会が予定されていましたが、雨天中止になってしまいました。


西はりま天文台へ向かう途中に、味わいの里三日月があります。遠方からですと中国自動車道で

佐用インターまで通り過ぎてしまわれるでしょうが、神戸辺りからですと下道から来られる方も

いらっしゃると思います。

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こちらにお勧めの蕎麦があります。店内の雰囲気はご覧の通りで、ゆっくりくつろぐという感じでは

ありませんが悪くありません。

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お勧めは、この「素揚げ野菜蕎麦」です。
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この野菜の素揚げに蕎麦つゆをかけて、そこに蕎麦を絡めていただきます。
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野菜一品一品の素材の味がとてもおいしくて、たまにどうしても食べに行きたくなります。

難点は、そんなにたくさんの蕎麦は打たれてないので、14時ごろでもかなりの確立で売り切れ閉店

と思います。


天文台に泊まるには少し早くなり時間調節が難しいところですが、是非一度お試しください。




梅雨明けに出かけて以来、2ヶ月ぶりの撮影(大汗!)

週末は観望会ばかりで、なかなか時間がとれないので満月を承知で出かけました。
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今日は、645レデューサーの周辺像の歪みが温度順応で解決されるかどうかのチェックをしたい

ので、満月でも問題ありません。


ML8300を使ってテストしてもよかったのですが、やはり余裕をもって確認するのがよかろうと

思い、フルサイズCCDで撮影することにしました。と、簡単に言いましたが冷却CCDのフルサイズ版

は平気で100万円以上するので、「ちょっとテスト用に!」なんてあり得ない話です。


そこで、手持ちのNIKON D3を使うことにしました。冷却機能がないのでノイズは出まくるで

しょうが星像が歪むという訳ではないので、十分です。
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TOA-130と645レデューサは明るいうちから外気に触れさせておき、撮影まで3時間は温度順応

させました。今度こそ十分でしょう。


最初の1枚はISO800で1分撮影しましたが、ごらんの通り月明かりで真っ白です。またML8300

では全く問題になりませんが周辺減光がくっきり出ました。フルサイズCCDではフラットフレーム

をきっちり撮らないと苦労しそうです。いや?あまりに、はっきり出すぎているような気もします。

これってマウントでケラれているのかも。

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う~ん、カメラの内部でケラレていると見て、まず間違いなさそうです。

ちょっと笑っちゃくらいクッキリとミラーハウスの形がでています。
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肝心の星像の歪みですが、ピクセル等倍にするとちょっと歪みを感じますが、A4サイズ程度では

気になる程のものではなさそうです。


左上拡大
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左下拡大
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右上拡大
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右下拡大
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中央(M3)
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ところが、


しばらく時間をおいて撮影したものは、温度の変化でかピントが少しずれていました。すると例の

歪みが出てきます。下はピントがずれた状態で撮影してしまったアレイ状星雲です。
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中央拡大(アレイ状星雲)
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Blogに貼り付けると写真が十分に拡大して表示されないので、あんまりいい記録ではありませんが

まとめると

・ 温度順応するとフルサイズCCDの四隅でも、そんなに歪みはなかった。(A4サイズなら十分点になっている)

・ たとえ温度順応していても、ピントが狂うと、周辺部ほど星像が膨らむのではなく歪む。(醜い!)

・ 周辺減光は確認できず。先にカメラ側でケラレてしまった。

という訳で、ピントの変化には、十分気を使う必要がありそうです。


昨日、所属している西はりま天文台公園の「友の会」からこんなものが送られてきました。


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なゆた望遠鏡の3Dクリスタルです。マクロレンズを持っていないので写りがダメダメですが

えらく高価そうなものを送ってもらって、びっくりしました。


という訳で?なゆた望遠鏡のご紹介

口径2Mの反射望遠鏡で、公開天文台の望遠鏡では世界一の大きさです(でした?)

天文台公園に宿泊していればいつでも、土曜、日曜は一般来場者にも公開されています。(土曜は要予約)


名前の由来は多数の一般公募から選ばれた”那由他”からだったと記憶しています。那由他の意味

は「とんでもなく大きな数」の単位ですね。観測室には毛筆で”那由他”と書かれたものが飾られています。


難点は、宿泊予約が全然とれないこと。特に休日の家族棟の予約を取るのは本当に大変です。

部屋貸しなので人数が集まれば、安価になる事と、家族棟がとても綺麗だからと思います。


10人以上ならグループロッジという手もあります。(こちらはまだ予約が取りやすそうです)


予約状況

http://www.nhao.jp/riyou/joukyou.html



昨日の西宮ガーデンズに引き続いて、梅田スカイビルの観望会に参加してきました。

これで多分4回目の参加なのですが、4回目にして完全勝利宣言です。(スッキリした~)


勝利宣言といいましたが、これまで何が駄目だったかというと

1.天気が全然だめ。

2.超高層ビルのセキュリティの壁。


1つめは、(これはどこでやっても同じなんですが)、梅田スカイビルは入場料を払って来られて

いるので、星が見えないとプレッシャーが大きいんです。これまでは夜景を見てもらって来ましたが

今回は完璧に月と土星を見てもらいました。


2つめは、セキュリティが厳重なので機材の搬入で右往左往する事。最初はキーロックされて踊り場

に閉じ込められたりしましたが、今回やっと搬入ルートが確立された気がしました。

腰に不安を抱えていたので、楽をさせてもらい本当にありがたかったです。


また、会場のお客さんの列がそんなに長くなる事無く、順当にこなせたのもよかったです。

屋上は通路が広くないので、パーティション・ロープで順番待ちの通路を作るわけにも行かず

大量の列ができるとちょっと危ないのですが、今までの所うまく流れているようです。


個人的な感想からいいますと、梅田スカイビルの屋上は客層が特別で、憶測で8割がカップルの方々

です。超高層ビルの屋上からロマンティックな夜景を二人で楽しみに来られているのに、特等席に

馬鹿でかい望遠鏡を置かれて、しかも曇っている。。。(肝が冷えます!)


一方で、今日の快晴を迎えて、カップルの皆さんには十分にロマンティックな気分を満喫いただけたと

思います。人工の夜景に負けない「月」の美しさに感激の声を本当にたくさんいただきました。ありがとう

ございます。お客さんを待たせた状態で携帯電話で撮った写真なので、出来がいまいちですが、こんな

雰囲気でやっています。(もっと暗くなると更にロマンティクですよ)
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話し変わって、今日の日没前に幻日が見られました。下の写真の左側が本当の太陽ですが、右側に

明るい光芒がみられます。これは虹が見えるのと近い理屈で発生する現象なのだそうですが、快晴

の空に虹というのも面白いですね。
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