いとです。
前回、私と母にとって共通の敵がいたと書きました。
書いてからもいろいろ考えていたのですが。
私は産みの母のことを本当に『敵』とか『悪人』と思っていたのかな、って。
ちょっとニュアンスちがうなあって。
何が違うんだろうって。
それで気が付きました。
私がそう思っていたわけではなくて、
育ての母が産みの母のことを良く思っていなかったから、その思いが私にも及んでたんだなって。
産みの母のことを、特に理由もなく『悪い人』と思っていたんです。
だから、そのことについては家で話しちゃいけないんだ、って。
『私の前からいなくなって寂しい』という気持ちも、ほとんど感じたことがありませんでした。
これ、けっこう怖い事ですね。
親の考えや思想が、子どもにも多大な影響があるということ。
例えば…
新しいもの好きな人にとっては、古いものはただのガラクタになっちゃうけれど
古いものが好きな人にとっては、骨とう品や年季の入った革のバッグとか、大切な宝物だったりしますよね。
そういう親の意識が、良くも悪くも子どもに受け継がれていく。
前者の子どもと、後者の子どもが友達だったら、なんかケンカとか起こりそう。
『なにきったねーキーホルダーつけてんの(笑)』
『うるせー、これは大切なお守りなんだ(怒)』
ってな具合に。
子を持つ親として、責任を感じました。
ま、それはいいとして。
産みの母のことをネガティブにとらえていたのは、大人になってからもでした。
それがただの思い違いだったと気づいたのは、UMIと出会った時です。
私は、縁あって國本ヒロミさんのカウンセリングを受けたんです。
起業してから1年ぐらいたってたかな。
3回のコースだったのですが、毎回滝の涙でした。
今まで自分がどれだけ勘違いして生きてきたのか、
産みの母の気持ち、
父の気持ち、
そして、育ての母の気持ち。
私は母が2人いることはずっと隠して生きてきました。
人に言っても引かれちゃうし、ネガティブ要素だと思ってたんです。
でもね、よく考えたら、
普通の人の1.5倍の愛情を受けてきたということなんですよ。
これって、もうすごい事でしょう♡
あなたは溢れんばかりの愛をもらってきたんだよ、
この愛を全部受け取っていいんだよ、って、気づかせてもらったんです。
今までマイナス方向だった思考が、一気にグイッとプラスへ伸びていったんです。
パラダイムシフト、だった。
そうしたら、なんだかうれしくなっちゃって。
父や母と話がしたくなったのですが。。。
ちょうどそのカウンセリング2回目が終わった時に
父が亡くなってしまいました。
病気だったわけではなく、お風呂場で溺死でした。
今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。