旅のつれづれに描いた水彩画です。
その時、その場所の空気の匂いや、想いを綴ってみました。
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第18回とが逸平<halfway>
10月2日より開催いたします。
お待ちいたしております。
とが逸平
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オランダ坂(長崎) ここの夢を見たことがあった、何度も。
はじめて立つ場所なのに・・・。
なにもかもが夢のまんま。
あまりに不思議で
僕自身が影のようにその場にはりついてしまった。
青いペンキの小屋(和歌山)
そう、ペンキの青も俺が塗った。
むこうじゃ男が塗るもんさ。
カナダの缶詰工場、仕事がキツかった分、金になった。
和歌山のここ、なぜかカナダではなく
アメリカ村とひとはいう。
アメリカ村(和歌山) 貧しすぎて漁師はみんなカナダの港に出稼ぎに行った。
何年も経って戻ってきた連中は、壁に色を塗りコーヒーの暮らしをした。
今は剥げてしまったペンキを夏蔦がかばっていた。
アサヒホール(神戸)
三宮から海へ向かう旧居留地のかかりにある。
学生だったころ国鉄ガード下の米軍の放出品を物色した後、
ここでアメリカ映画を見たものだ。
旧居留地あたり(神戸)
石造りのビルが、街灯が、とまっている車がいちいちかっこいいのだからしょうがない。
教会(神戸)
県警横の三叉路に建つのが栄光教会。
この辺りを散歩する人は外人であれ日本人であれ、お洒落でなければ逮捕されます。
ヨコハマ
舞鶴にも煉瓦倉庫があり趣もあるが
おなじ画角の中に巨大な客船が横づけしているあたりは
やっぱヨコハマか。
西日とビール 1 (横浜)
アップテンポの曲ならなんだって踊れる。
音とビールがあれば昼間だって踊れる。
神戸にはこういうダンスも椅子もなかったように思う。
西日とビール 2(横浜) 初夏ともなれば西日はきびしい。
煉瓦倉庫の西向きのデッキに、わざわざ座る奴などいないと思っていたら
いた。
淋しいくせに、独りになりたがる奴。
僕もビールを買って離れたところに座った。
海峡1(下関)
関門海峡も下関の北側、彦島あたりからの眺めがおもしろい。
人家の間に巨大なタンカーが
舳先から船尾までその姿を紙芝居のように見せてくれる。
海峡2(門司)
船が、文化が、そして人が行き交いそして行き違う、海峡。
朝靄の明けたあとにじっと動かない影があった。
独行(門司)
早朝、潮目をぬって独り海峡を北へぬける船があった。
陸揚の蟹船(網代・鳥取)
シーズンオフには大きな蟹船も陸に揚る。
船小屋や軽自動車を押しつぶしそうなでっかさなのに2艘並ぶとどこかかわいい。
漁などないのに船尾でカモメが舞っていた。
生地港(富山)
舫(加太)
描いていると「オッサンうまいのお!」と
漁師さんが覗き込む。
敬語がない分,言葉があたたかかった。
朝靄に出航(遊子/福井)
人はいろんなモノを見ようとし知ろうとして発展進歩したとおもう。
でもそこから先は見えない方がいい、知らない方がいいってこともあるのではないか。
朝靄の向こうの不思議の海で漁をして戻るオヤジはすごい!でいいじゃないかと。
鏡の様に凪いだ海に浮かぶ舟はその影すらも動かない。
埠頭のカフェ(門司)
使われなくなった倉庫に
テーブルを置いて椅子を置いてコーヒーをおいてビールをおいた。
そんな感じの・・・カフェ。
神戸のメリケン波止にもあって、バネの出たソファで日が暮れるまでいた。
震災前には。
岸壁の赤い帽子(門司)
使われなくなった波止場の倉庫。壁に誰が描いたか「赤い帽子の女の子」。
いかにも、だがやはり絵が絵になる。
突然けたたましく昼のサイレンが唸り、思わず筆を落としかけた。
廃屋ではなかった。工場は動いていたんだ。
真夏の正午だというのに、とてもさびしい場所だった。
赤い欄干(雑賀崎/和歌山) 欄干にもたれてぼんやり出船入船を見ている人を描きたかった。
人のいない人のいる絵、描きたかった。
話すことなどなくったって、ここならずっと居られる。
生き迷ったとき、じっとそこに居てくださるだけで道を間違わずにすんだ、
そんな「しるべ」のような人、誰にもおられますよね。
信号旗のとりどりの色が美しい、信号の意味も解らずだが、たのしい。
突然の驟雨、紙も濡れるし鉛筆も色も濡れてぐちゃぐちゃ。ますます、たのしい。
をご覧下さい。
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順次挿入したり
お楽しみ頂けるととても
うれしく存じます!
itogasuisai@yahoo.co.jp
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過去の個展案内です
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^^^^^^^-----------開催中の<とが逸平水彩教室>----------^^^^^^^^^
★毎月3回 2時間(会員制)4教室
火曜日(午前)木曜日(午後)金曜日(午前)土曜日(午前)
★毎月2回 2時間(自由参加)
<in the morning> 日曜日(午前)
高槻市周辺にお住まいであればご参加いただけます。
お問いあわせ、参加ご希望の方は以下へご連絡下さい。
itogasuisai@yahoo.co.jp
<現在の教室予定は<halfway> 7の巻末をご覧下さい>
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