読書 読む 意欲 記憶 欠落 | のらン家 病々介護中・笑って過ごせて案外幸せです

のらン家 病々介護中・笑って過ごせて案外幸せです

2人の子ども(20代)とパパ ワンコとの平凡な日常。
息子はネフローゼ、娘は線維筋痛症・特発性過眠症などなど、私は重い喘息・うつ病にパニック障害
なんだか色々あるけど、のんびり笑ってます❤︎
闘病記メインで日記がわりに書いています。

こんばんは


特発性過眠症になり、冬を冬眠するように低体温、普段以上の長時間睡眠が必要になるのは毎年でしたが、この冬はお正月の地震やら痛み刺激に繋がる地球の動きも重なり激痛…ペインスケールのMAXをまた更新と

長く長く痛みも強く辛い約半年を過ごしました


ようやく冬眠から明けてきた段階の今

半年以上寝たきり状態で少ない筋肉量がさらに減り

身体も思うように動かせなかったり

お箸を持つのも疲れてしまうような状態です


毎年 冬眠期間はお菓子作りや読書やら書道・ペン字の練習は厳しくなりがちでしたが

それでも、好きな事なので

極短い目覚めている時間に読書したり、毎月書道の課題締切前にモディオダールの力を借りなんとか数時間筆やペンを持つことはできていました



どれだけ痛みが増しても辛くても処方された薬と全身テーピングやサポーターでガチガチにして亜脱臼対策し(そのテーピングやサポーターが痛み刺激になるのはもちろん)気合だけでやらなきゃいけないって言い切る太鼓

娘にとっては『生きること』とイコールで繋がるような大切な事が、通常練習はほぼ欠席 稀に参加できても見学か短く比較的刺激が少ない曲を1〜2曲できる範囲で太鼓を打ち あまりに顔色悪くなり帰宅しなさいと心配される事が増え

ほぼ、正装で出る演奏依頼もよくて1〜2曲だけ打ちあとは笛かお客様から見えない位置に控えたり

気合と薬でもなんともならない状態です


ここ1〜2週間、クッキー焼いたり パンケーキ焼いたり 自分が食べる分の朝食を食パンアレンジした何やらハイカロリーで美味しそうな物を作ったりようやく見られるようになってきました


相変わらずお習字も課題だけなんとかやるのが精一杯


これまで冬眠中でもたとえ数分でも必ず手にした読書ができていない

あれだけ自分でオタクだと自認していたアイドル…推し活も気が向かないこと

この2点が医大の先生もかなり心配していました


本の虫どころか

砂漠地帯で延々と旅をしてたどり着いたオアシスで渇きを癒すように まさに貪るようにどれだけ辛い時も何冊かの文庫本だけは常に手元にあった娘が

1カ月以上かかっても一冊が読めない


娘の日記(医大に持参する歩数と一言日記)にアイドルのことも本の感想も全くかかれない


意欲の低下は生きる意欲の低下

とても怖いと心配していました


娘のスマホにはまだ持っていない“買いたい本リスト”があり

中には新刊待ちのシリーズやお気に入りの作家さんのリスト

なかなか本屋さんで出会えない物(年々、本屋さん自体が減り また、漫画とか雑誌などの売り場とハードカバー・文庫本のコーナーの割合が年々変わってきていて 新刊が必ずしも店頭に並ぶわけじゃなくなってきている現実)

電子書籍や紙の本もネットで買える時代

娘は紙の本を本屋さんで買いたい派


病院帰りとかに少しだけよる本屋さんで買う新しい未読の“積ん読”つんどく…タワーが娘の部屋には増え続けていて

とても心配でした


太鼓やお習字とはまた違い

本はまだ小さい頃から欠かせない存在

その本を読む気力がわかない…


まだ今もほぼ読めませんが、すこーしずつちょっとだけ読めるような気配がようやくチラホラで嬉しいです


我が家には本の虫が3人いて笑

娘、息子、私

3人が順に読む本もあるけど

子どもたちが成長する中で好みもはっきりしてきて

定期的に1番大きな共有の本棚は話し合いながら断捨離しますが

我が家には常に数千冊の本があります笑


一応ルールとして

早く読みたいけど…大きく場所を取るハードカバーとかは基本的に我慢 文庫化を待つ

文庫化されなさそうな物のみ厳選の上で可


3人ともが再読どころか何度も読みたいタイプなので、特に気に入っている本は何十回も読むから丁寧に扱ってもぼろぼろになり2冊目を買うこともあります


読み聞かせボランティアをしているのを言い訳に絵本もまだ我が家では専用棚があるし…

各個室にももちろん本棚はある

私は共有の大きな本棚を自分がアトリエ代わりに使う部屋に置いて、それ以外にもいくつか棚を置いている


仕事で必要な本以外読まないパパや、読書は苦手とか嫌いというじいばあから見たら異常な量の本

ただ、私たちはどの本がどの棚のどのあたりに保管しているかはもちろん なんならこんな感じの話の流れが…とざっくりしたあらすじを聞くとどの本か、シリーズならこの本のこの辺りのストーリーだとわかる程度には全て把握していますし


苦慮の結果断捨離によりわけ手放した本もほとんどを覚えています


我ながらここまで来ると変人に近い気もしますが

まず、私は結構厳しい家庭で育ち習い事も沢山させてもらい遊ぶ時間はなかなか取れなかったけど、数少ない娯楽として移動や待ち時間とかにひたすら本を読む子どもでした(ちなみに愛情はしっかりある温かい家庭ですよ笑)

当たり前に本がある生き方をしてきた私が母になると

生まれてすぐの産婦人科の病室でまだ新生児ほやほやの子に読み聞かせというより みせながら声かけし

そこからは読まなかった日がないとは言いませんが、可能な限り寝る前のよみきかせタイムが息子が成長するまで続き

それ以外にも、基本読みたい本に制限はかけたくなく 子どもたちが読みたい大人向けの本はまず私が一読し、その時 娘なり息子の精神年齢的にどうかを判断する事を約束するかわり

子どもたちが学校の図書室や自治体の図書館とかで借りる児童文学も全て必ずママも読み 感想を伝えるルールが自然とできました


2人とも漢字教育カリキュラムがあった幼稚園に通ったこともあり義務教育前の段階で中学年から中学生向けの小説と絵本が同じくらいの感覚で自分で読んでいて 特に赤毛のアンシリーズの古い翻訳版がお気に入りでした

精神的にも成長が早かった娘は4年生くらいから軽めの推理小説やミステリを読みはじめ

5年くらいからは宮部みゆきさんや東野圭吾さんとか綾辻行人さんとかが愛読書にはいり

一般的な文庫本のサイズなら1〜2時間で読み終え、わからない単語を辞書で調べたり、先に読み終えた私とディスカッションしたりが日常に


息子はネフローゼで2歳の誕生日を病室で迎え

少しずつ少しずつ身体も強くなっていきましたが小さな頃は休む事も多く 自然と本を読む時間が増え

年中〜2年生くらいまでお気に入りは学習漫画系と

マジックツリーハウスというシリーズ

後から知りましたが、このシリーズは中学年〜高学年向けなんだとか

その後、宗田理さんや赤川次郎さんの小説や冒険系の物語を好み 何故か西村京太郎さんにハマり

高校から大学生では紙の本より電子書籍がメインになったらしく

最近は紙の本は大学のテキストや就活勉強のテキスト 後はやはり太鼓の楽譜だったり

あまり物語系をてにする姿を見なくなり

ちょっと寂しくも感じます


娘はキャラ的にも読書しそうなタイプだそうですが、息子はハメを外さない陽キャで人懐っこいからか読書当たり前にすると言うと意外!と言われます笑笑


好みの全く違う2人と向き合いつつ、自分の読みたい物も読む為に私も毎日何冊もの本をコンスタントに読んできましたが

最近は集中力がなく読めて文庫本が2〜3冊

読めない時は一冊を何日かかけて読むレベルまで読書欲が落ちています

なんなら全く読まない期間まである

小説を読まない時は編み物や手芸系の本を見たり結局何かしら紙の本には触れるけど

かなり読むペースが落ちたなぁと思います

小説系の本だけ今年に入ってから新しく読んだ本リストを書いているけど

この約半年でなんと…まだ100冊には届いていません 80冊ちょっと

再読本を足したら3倍くらいになりますが

50年近く生きてきて初めてくらいの少なさにびっくり


子どもたちの教育だけを考えた訳じゃなく

自分が読書時間を確保できないかな?と邪な気持ち半分で小さい頃から読み聞かせをスタートし

ただ面白いだけでもいいけど、せっかくならわからない言葉や読めない文字を聞いて済ますより自分で調べると次は理解できるよね?と

それぞれに辞書をプレゼントし、面倒くさくならないよう 調べたところにマーカーと付箋を貼ると面白くない?って勧めた結果


どちらかと言うと理系で中学生の頃何度か長期入院してところどころ抜け落ちるように学がない母より何倍も歴史や地理やら知識量があり

また、読む早さはもちろん読解力やら文章力がとても高いとよく言われ

理系の文章題も得意らしい


そして、ありがたいことに作文やら読書感想文でよく賞をもらうのも嬉しかったみたい

そして、今 大学生の息子はレポート課題でとにかく評価が良いのはラッキー?なんだとか

作文とレポートの違いを苦労するコもいるらしいしそもそも何百何千字でまとめる課題で200文字も書けないのに!無理だーと絶望するコも多いの不思議、サクッと終わらせて良い評価得られるから

教授とかと話していて、君はキャラに合わないのか逆に合うのか…文章力や構成力 理解力が高いけどこれまでの読書歴は?と聞かれて話したら納得されるんだ〜

小さい頃から本読んだのは間違いなかった気がする!と笑ってくれています



今もたまにしていますが、小さい頃から2人が渋滞中や暇潰しによく遊ぶ言葉?知識ゲーム

例えば歴史でいうと

武将で山手線ゲーム的な感じとか

〇〇の改!と片方がお題だし、片方が年号や内容をあてるゲーム

私は全くついていけません泣

絶対に色々な知識や理解、子どもたちの方が何倍も上だと思います

本の記憶だけ何故か残っていますが、残念ながら記憶と知識が繋がらないみたいです


昔は私も文章は得意でしたが

頭の中がとっ散らかるようになって以来

その数少ない特技も消えてしまいました


娘が高校生の頃はどの教科でも聞かれたら教えられる程度に覚えていたのに…公式やら教科書見なくても普通に出てきて解けたりしたのに(通信制高校だったので課題を家でコンスタントにしていました)

3歳下の息子の高校生時代には公式も出てこない、思い出せないと言うよりわからない

教えるどころじゃない事に自分が一番びっくり


精神科の受診日に普通に引きこもり生活する上では困らないけど、自分がどんどんより不完全になるようで怖い気がするって感じで相談したら

今の私の状態で理路整然と考えや文章をまとめたりはできなくても仕方がないと割り切るのも大切

人間、ほとんどの人は昔覚えた知識は思い出以上に日々使わない物なら年齢とともにどんどん忘れていくから変な事ではない

と真顔で言われました


賢くなりたい気もしますが、何もわからなくてもたぶん自分は幸せだよね?って言えるうちは大丈夫な気がします