今回はスティーブ・ジョブズ氏について。
占星術を学ぶ中、氏のチャートについて取り上げられることは割と多いので、どんなかんじのホロスコープかはなんとなく知っていました。
木星天王星合世代で、鳥山明先生と誕生日が2か月くらいしか違いません。
すごいな、この世代。
アップル社の製品。
iphoneやipadを所持していますが、若い頃はそのデザイン性だったりおしゃれ感に対して、持ってるだけで、なんだか自分を引き上げてくれるアイテムのように感じていました。
最初に意識したのは中学生の頃。
すごく頭がよく、独特の雰囲気のある同級生がある時「マックをようやく買える。」と話してて。
その当時の私は「マック」といえばマクドナルドで、アップル社のパソコンのマッキントッシュ(Macintosh)なんて知らなかったので、「100万円する」と話すその同級生の話を聞いて、コンピューターってそんなにするんだ!と思いました。
そして、頭がいい人が買うものなんだな、とどこか自分には遠いものを感じつつ、なんだかすごいものなんだなと記憶に残っていました。
そしてその後、私は初めての自分用のパソコンとして、初代imacを購入します。
お店で陳列されていて、やっぱり目を惹くんです。
私が購入したのはボンダイブルーのものですが、そのあとカラー展開がありました。
印象的なCM、覚えています。
あとは、ipod。
タワーレコードに置いてあるのを見て、どうやって使うんだろう?と思いながら友人とホイールをクルクルと試したり。
その時の価格は覚えていませんが、気軽に購入できる金額ではなかったように思います。
簡単に手に入らないからこそ憧れる。
かっこいいなと思う人が持っている。
アップル社の製品って、私にとってそんな存在だったと思います。
そしてipodの第三世代をようやく購入した時はやっぱり気分があがりました。
その時聴きたい曲をすぐ聴ける。
今でこそ当たり前ですが、それがうれしくて。
アップルといえば、スティーブ・ジョブズ氏。
改めてホロスコープを拝見したところ、「憧れ」の気持ちはこれだったのか!
と腑に落ちました。
ジョブズ氏は金星と木星天王星合のオポジションをお持ちなんですが、氏の金星は私の金星とコンジャンクション、氏の木星天王星合は私の月とコンジャンクションになっています。
私自身の月と金星のオポジションは木星を加えるとタイトなTスクエアになるのですが、ここにジョブズ氏の木星天王星合が加わることで、アップル社の製品に対して気持ちを動かされるのかもしれません。
またジョブズ氏のホロスコープには、火星牡羊と海王星天秤のタイトなオポジションがあるんですが、ちょうどこれが私のタイトな水星山羊と土星蟹のオポジションと合わさると、活動宮のグランドクロスが形成されます。
自分の水星土星のみであれば「実用性重視」という感じがしますが、そこに理想を追い続ける雰囲気の火星海王星が加わることで、私はアップル社の製品に手を伸ばしたくなってしまうんだろうなと思います。
そして。
ジョブズ氏の冥王星は獅子サインで、私の太陽水瓶にオポジション。
この太陽は2ハウスのカスプルーラーでもありますので、「お金の使い方」もここに表れます。
太陽水瓶は火星双子とトライン、木星牡羊とセクスタイルと、購買意欲に火が付くと金星木星のスクエアも手伝って、「買っちゃえ!」となりがちなんですが、ジョブズ氏の冥王星が私の太陽に対してオポジションをかけてくることで、一度欲しいと思っちゃうと、他には目移りできなくなるんだと思います。
またアセンダント獅子の私にとって、太陽はチャートルーラーでもありますので、私自身に冥王星レベルの影響力を与えてくるジョブズ氏、という構図も成り立ちます。
いわゆるトランスサタニアンと呼ばれる影響力の強い「天王星」「海王星」「冥王星」プラス「火星」「金星」が私の個人天体に絡んでくるわけで、ジョブズ氏のホロスコープを確認して、アップル社の製品に惹かれる理由に納得しました。
こちらの記事を書いた時もそうでしたが、その人自身に「惹かれる」のではなくても、その人が生み出したものに対して惹かれるのもホロスコープに表れるように思います。
私がこんな風に書いているつたない文章も、きっと「私成分」が滲み出ているんでしょうね。
手書きの文字をみると、その人が出ているなぁと思うことがよくあるのですが、ブログの文章からイメージする「その人」は、案外当たっているのかもしれません。