少し前、鳥山明先生について書いた記事にて、「トランジットの木星天王星コンジャンクション」にふれました。
そこでもさらっと書きましたが、2024年4月21日に起こるt木星とt天王星のコンジャンクションは、私のn金星とトライン、n月とセクスタイルとなり新たな交友関係や趣味の広がりを予想させる配置のように思います。
約13年〜14年ごとにできるt木星t天王星のコンジャンクション。
では前回の時はどうだった?
気になって確認してみたところ、ちょうど結婚した時期でした。
入籍した日のチャートを見てみたところ、魚の最終度数でt木星天王星がコンジャンクション。
オーブは1度以下です。
もちろん天王星の運行速度はゆっくりなので、2010年〜2011年にかけてこの配置は特別めずらしいわけではありません。
ですが、この時期は
・家の購入
・結婚
・妊娠
と個人的に色々満載で、「木星天王星」の勢いを借りていたようなところもあったのではないかと思いました。
入籍した日。
割とすごいチャートです。
何度も見ていますが、その度に新しい発見。
特に夫がすごいです。
ネイタルのTスクエアにトランジットの天体が絡み、グランドクロスになっています。
ネイタルでは木星蟹を頂点とする太陽天秤と月牡羊のTスクエア。
「n太陽天秤」には「t土星天秤」がコンジャンクション。
「n月牡羊」には「t木星t天王星魚」がコンジャンクション。
※牡羊初期度数の月に対して、魚最終度数の木星天王星
「n木星蟹」には「t冥王星山羊」がオポジション。
活動宮のグランドクロスです。
「n月」に対する「t木星t天王星のコンジャンクションはオーブが3度程度あるので、「入籍した日」としてピンポイントで考えるならばオーブは広すぎですが、この「t木星t天王星」は逆行中で、ずっと夫の月の度数付近をウロウロしていましたので、「家の購入」「結婚」には関係していると考えた方が違和感がありません。
そして、わかりやすく「n太陽」に「t土星」のコンジャンクション。
これは結婚の際によくみられる配置。
「生き方に責任をもつ」ということです。
t冥王星は、夫の「太陽」と「月」に対して、それぞれスクエアになっていますので、「逃れられない」感がヒシヒシ伝わりますし、楽しそうな雰囲気はあんまり感じられません。
人生の大きな転換期だったいう事は確実なんだろうと思います。
そしてわたし。
「t木星t天王星コンジャンクション」は「n土星」とトラインになっています。
私にとって「土星」はライジングプラネットであるとともに、7ハウスと8ハウスのカスプルーラーでもあります。
(7ハウスと8ハウスのカスプは水瓶サイン)
7ハウスが表す「パートナーシップ」や8ハウス
が表す「他者との共有財産」を示す天体が私にとっては土星であり天王星となるわけですが、その「土星」に対して「t木星天王星」がトラインとなっています。
購入した家ですが、ペアローンを組んでいるので夫と私の共有財産です。
夫婦2人ともネイタルチャートでは「8ハウス太陽」なので、必然のような気もします。
またおもしろいことに「t木星t天王星」は私のプログレスの太陽と同じ度数でコンジャンクションしていました。
プログレスとトランジットのコンジャンクションなので、「新しい生活に向けての気持ちの変化」と捉える方がいいと思いますが、見事に表示に出ているのが不思議だなと思います。
そして、入籍したタイミング(婚姻届を提出したあたりの時間)のチャートの動きの速い天体を見ると、「t月t火星」がぴったりコンジャンクション、さらには少し離れますがt金星もコンジャンクションといえる度数にあり、これらの天体は私の
4ハウスに入っています。
なんか、「ケンカもコミュニケーショのうち」という結婚生活を暗示しているかのようです。
この「t金星」は蠍サインの初期度数なんですが、夫の活動宮のグランドクロスを「調停」する位置に入ります。
n木星とt冥王星のオポジションに対して、それぞれ「トライン」「セクスタイル」となります。
夫はグランドクロスが長期にわたって形成されている時期にありながらも、ちょうどいい日に入籍したともいえます。
今回は入籍した日の「トランジット」に焦点を絞りましたが、いろんな手法でチャートを確認した時、やっぱりいろんな表示が出ています。
私の場合パッと思いつくだけでも、プログレスの月が4ハウスのネイタル天王星にコンジャンクションしていたり、入籍した年のハーモニクスでは「月天王星」の発芽天体があったり。
私にとって家の購入や結婚は「月」が表すような「生活の変化」という意味合いが強かったのかもしれません。
「t木星t天王星」のコンジャンクション。
2024年の次は、2037年あたりで起こります。
この時は私のネイタル月蟹とコンジャンクションになりますし、逆行の影響で長期間影響を受ける形になりそうです。
しかもこの最終段階の2038年にはt冥王星水瓶がとうとうn太陽にぴったりコンジャンクション。
さらにプログレスの月を見てみると、4ハウスのネイタル天王星とまたまたコンジャンクション。
プログレスの月は約28年でホロスコープを1周するので、約13年〜14年毎のt木星t天王星合のサイクルと一致するというわけです。
t木星t天王星がコンジャンクションする時、私の場合プログレスの月は4ハウスか10ハウスを運行中ということになります。
今回のt木星t天王星合でも、やはりプログレスの月は10ハウス運行中。
サインは牡牛に切り替わった直後になりますが、1997年のt木星t天王星合の時もプログレスの月は牡牛の初期度数でした。
「t木星t天王星合」の影響は人それぞれだと思いますが、私の場合は4ハウス10ハウスごとに対する気持ちの変化のきっかけになるような形で表れる可能性が高いことが今回の検証で気づく事ができました。
今年は「n太陽t天王星スクエア」といい、「ディセンダントにt冥王星合」といい、仕事面や社会的な立ち位置に関して何かしら大きな変化がありそうな事がめっちゃ強調されてますね。