昨日の記事の続きになります。



妹の「月」に対しての、私の「ドラゴンヘッド」のコンジャンクション。


「ドラゴンヘッド」について所持している書籍を調べたり、受講した講座で学んだことを振り返ってみると、「前世」「カルマ」「過去生」なんてキーワードに繋がります。

相性としてみるならば、理屈で説明できるものというよりも「縁」ということなのかなと思います。


一緒にいるとお互いが分かり合えて安心できるような関係性。

相性において「月」と「ドラゴンヘッド」のコンジャンクションは親子や夫婦でよく見られる配置といわれています。


そしてその関係性を「いい」か「悪い」かという単純な見方をするのであれば、プラスに解釈されがちな配置でもあります。


私の場合は「姉妹」なので、「縁」という点では確かにそうかもしれません。

ですがそこまで相性がいいのかといえば、正直自分ではわかりません。


もう存在自体が「当たり前」すぎるんですよね。

相性がいいとか悪いとかのレベルではなく、失うことで初めてその存在の大きさを理解できるような相手というのが一番しっくりくる気もします。



「月」の軌道の白道と「太陽」の軌道の黄道が交わるポイントのうち、月が上昇していく側が「ドラゴンヘッド」となります。


「月」は自分の中の当たり前を示しますが、そこに月に関係する感受点である「ドラゴンヘッド」が絡むのは、空気みたいな存在として感じるのかなぁなんて思いました。


私は「ソウルメイト」という言葉の本質を理解していませんが、そういった存在自体が空気のような関係性を呼ぶのであれば、なるほどなぁ、なんて思います。


ただ、妹の場合、ネイタルで「月」に「バーテックスがオーブ1度未満でコンジャンクションしているので、姉である私との関係性も、単純に「月」と「ドラゴンヘッド」だけのものではないのかもしれません。

ここについては未検証なのでまた別の機会に。


また昨日の記事でもちょっとふれましたが、ドラゴンヘッドの別の解釈、「苦手だけど成長や発展を期待できる部分」という意味合いとして考えると、この配置がしっくりくるんですよ。


妹は月蠍で、太陽魚とは、ライツだということでオーブをかなり広げてとるならギリギリトラインという配置です。

どちらにしても「水のエレメント」のライツ。


そして妹が社会人としてはじめて関わった仕事もこの「水」に深く関係するようなものでした。


私はそんな妹の仕事ぶりを見て、「ああ、この仕事は私にはできないなぁ」なんて思っていました。


が、私がサターンリターンを迎えた時に転職した仕事、実は妹の仕事から影響を受けたものだったんです。


全く同じではないんですが、一括りにすると同じ職種というか。


少なくとも、妹の仕事に関わる姿を見ていなかったら、私はその選択をしなかったと思います。


もともと、私と妹のお互いの「月」はオーブは6度と広いですがトラインになっています。

ただ私自身が「太陽」と「月」のクインカンクスをもつせいか、蟹の「月」の部分、個人天体における唯一の水のエレメントの部分に対してどこか居心地の悪さみたいなものを感じていたんですね。

またこれは「月」と同じく「土星」も蟹サインだということも関係していると思います。


どちらにしても、太陽水瓶的にはもっと俯瞰した視点で冷静に物事を見ていきたいし、それか自分の目指したいものだと感じる中、「月」や「土星」の部分はなんとなく扱いづらい部分ではあったんです。


でもサターンリターンで「土星」の仕切り直しが入り、後には引けない状況になった時。


結局、妹に影響を受ける形で今の仕事を選んだわけです。


自分には向いていないという思いを抱えつつ。


結局は途中で産休、育休があったとはいえ、四捨五入すると20年近くしてるわけだし、夫との縁も今の職場になります。

そしてここ数年でようやく、「もしかしたらこの仕事向いてるのかも?」と思いはじめてきたところ。

仕事自体は「太陽水瓶」の部分でしているけれど

その中で成長する為に「ドラゴンヘッド蠍」に取り組んでいる感覚もありますし、妹の存在がなければ、もしかしたら今の私はなかったのかもしれません。


そう思うと妹の「月」は私の「ドラゴンヘッド」に大きく影響を与えているともいえます。



では、逆は?というと。

「月」側の人は「ドラゴンヘッド」側の人と一緒にいることで、不安感が払拭されたりするというけれど、これは妹に聞かないとわかんないですね。


妹のネイタルチャートを見ると、「金星」と「天王星」のスクエアがあり、やはり恋愛や人間関係に出ているとは思いますが、他に目立つハードアスペクトはありません。

「太陽」「天王星」スクエアがあるともいえるけれど、オーブはだいぶ緩いので影響力はどうですかね。


ただ、「私」という外側の目から見ると、妹はアップダウンが多めの人生。

「試練」という言葉はあまり好きではないんですが、ところどころで「なんでこんなこと起こるの?」ということにぶち当たっている。

いわば「冥王星」的案件。

それも本人の行いとは無関係な部分として起こっているように私からは見えます。


それでも基本、立ち直る強さというか「前向きさ」みたいなものを持っているようにみえるのは、「月」に「火星」がトライン、「水星」「金星」のコンジャンクションに「冥王星」がトラインあたりが効いているのかもしれません。

オーブはいずれもタイトです。


もちろん過去の記事でも少し取り上げていますが、妹が大変な状況になった時はトランジットの星の影響もあったのだと思います。


でもネイタルチャートのもともとの安定性に加え、身近な関係性である「私」のドラゴンヘッドも多少救いになっているのであればいいなぁという思いです。


そうそう、私のドラゴンヘッドは4ハウス。

「生まれ育った家族」は自分のルーツでもありますし、蠍ということで深い部分へのアプローチということを考えると、いずれ両親を介護したり看取ったり、なんてことにも縁があるのかなぁなんて思っています。8ハウス太陽ですしね。


妹は、電車でそれなりに距離があるところで暮らしているので、そうなった時、実質メインで動くのはおそらく私になります。


そういう意味では、両親の近くにいる私の存在があることで、妹は安心できるかもしれません。


ドラゴンヘッドと月は「長い年月をかけて育む関係性」ともいわれているようですが、よくよく考えれば、「親子」よりも「夫婦」よりも、一番長い年月を関わることになりがちなのは「兄弟姉妹」かもしれません。


いずれ自分の親を看取るというのは、自然な流れであれば当たり前のことですが、そんな時「月」と「ドラゴンヘッド」コンジャンクションの関係の姉妹はなかなかいい感じなのではと思いました。