三区分、四元素、コンボチャートで家族の関係性を見ています。


こちらは前回の記事。



今回は実家について。

月〜土星でみていきます。


まずは三区分。(カッコ内は個人天体)


父 活動2 不動2 柔軟3(活動2 不動2 柔軟1)


母 活動2 不動0 柔軟5(活動1 不動0 柔軟4)


私 活動5 不動1 柔軟1(活動3 不動1 柔軟1)


妹 活動2 不動3 柔軟2(活動0 不動3 柔軟2)


全体で見ると活動と柔軟が同じくらいで、不動がやや少なめですが、火星までの個人天体で見ると、柔軟多めで活動、不動が同じくらい。


占星術抜きにして考えると、父と私の性質が似ていると思うんですが、やっぱり個人天体のバランスが似ていますね。

お互い好きなことを見つけるとそこにまっしぐら、あんまり他の人の声は耳に入らないかんじが、活動がそれなりにあり、柔軟が少なめの配置に出ています。


母は魚ステリウムということもあり、柔軟が際立って多いです。

柔軟サインの性質として、臨機応変に動いたり合わせられることが挙げられますが、不動がないことで逆にいうと一本芯のようなものがなかったり、活動が少ないことで自分から積極的に動くことはないかもしれません。

個人天体の唯一の活動は月天秤なので、どうしても周りと合わせることをしがちなので、よけいにそう感じるのかも。


妹は個人天体に活動が一つもありません。

不動が多めですが、あんまりこだわりのようなものは感じないんですよね。

太陽魚、月蠍とライツが両方とも水のサインで矛盾がないからかもしれません。

他の不動は水瓶の水星、金星なので、もちろん不動らしさはあるにしても外側に出すというよりも、「自分の中のこだわり」というかんじなのかもしれませんし、そもそも「水瓶」なので、多様性を受け入れやすいのかも。


母と私は感情的にぶつかることがよくあったんですが、(私の月が蟹、母が天秤だったせいもあるかも)妹は基本静観していましたからね。

それは「妹」特有の要領の良さかと思っていましたが、本当にどうでもいいと思っていたのかもしれないと、チャートをみて思いました。


また、人間関係というか、交友関係の広さでは、母と妹に軍配が挙がるというか、誰とでも仲良くなれるところがあり、自分はそれができない分卑屈になっていたようなところもありましたが、これは柔軟、しかも魚サインに天体を多くもつ母と妹だからかもしれません。


でも今思えば、「合わせるのが上手い」=「人付き合いが好き」というわけでもないので、疲れてしまうような部分もあったと思います。

母は家で自由気ままにしているのが好きだし、妹も思春期に不登校になったりとありました。


父や私のように、もともと柔軟が少なめの方が、むしろ自分のやりたいようにどんどん動ける分、迷いがないのかもしれません。

そして私のように卑屈になるかどうかはアスペクトにもよると思います。


また家族全体として見た時に、やっぱり父の意思が一番反映されるというか、例えば娘2人の教育方針などは母に任せきりの父でしたが、家のリフォームなどみんなに関わることについては父が首を縦に振らないと動かないようなところがあります。

父の気がのらないとどんなに説得しても無駄なことは他の3人は分かっているので、そういう意味では不動が効いている家族かもしれません。



では四元素をみてみます。

(カッコ内は個人天体)


父 火2 地1 風2 水2(火2 地0 風2 水1)


母 火0 地2 風1 水4(火0 地0 風1 水4)


私 火1 地2 風2 水2(火0 地2 風2 水1)


妹 火0 地0 風4 水3(火0 地0 風2 水3)



火がほとんどないですね。

私自身の「火」の無さは、両親からのホロスコープからの遺伝かも。

また「地」は個人天体に私しか持っていません。

一番現実的な部分は確かにあるかもしれません。


父と私のシナストリーはわりと縁が深そうなんですが、エレメントのバランスも似てますね。

一緒にいて楽しい関係、でもサラッとしてる。

LINEのやり取りもほんとに用事がある時のみです。


母と妹の配置バランスも似てきます。

個人天体は風と水のみ。


妹の方が風が多い分、どこか一歩引いたところはあるかもしれません。


あと、家族全体としては火がやっぱり少ないせいか、スポーツとは無縁の家族です。

火を個人天体にもつ父は野球やスキー、釣りにゴルフといろいろやりますが、家族全員でとなると皆無です。

母はもちろん、娘2人も全くスポーツとは縁がなく。


また風と水の性質が強めのせいか、向上心や成果をお互い求めるようなところは、家族としてあんまりなかったですね。

父の出世にも母は拘らなかったし、娘の学歴に対しても両親共々程よく放置していてくれました。


ただ、家にいろんな本がたくさんあったり、父自身が多趣味な人間なので、「風」が個人天体にあるわたしと妹はそこから興味がいろいろと広がっていったのかもしれません。

私は図鑑や辞典を見るのが好きな子供でした。



コンポジットチャートは以前出したことがあります。

私のネイタルの太陽に「キロン」がぴったりコンジャンクションになる家族のコンポジットチャートです。


父母の出生時間がはっきりしないのでアングルやハウスは出せないのと、月は度数がはっきりしない為、今回は参考にできませんがみてみます。


太陽牡羊。

ノーアスペクトです。

みんな好き勝手してる感じがありますね。


水星金星は魚サインでゆるくコンジャンクション。

水星は度数的には木星水瓶とセクスタイルですが、アウトオブサインであったり、金星とひとまとまりとして考えるとアスペクトは考えなくてもいいかもしれません。


私にはこの魚サインで仲良くしている水星金星が「母と妹」に見えてきます。


木星水瓶と火星双子がトライン。

こちらは「父と私」に見えてきます。

多趣味な2人、好きなことに対して情報を集めます。

パソコンやスマホなどデジタル機器を使いこなそうとする意欲があるのもこの2人です。


火星双子は乙女の土星とスクエア。

火星木星で突っ走りすぎるところにセーブがかかります。

乙女には他に天王星と冥王星もあります。

(はっきりしませんが、月も乙女です)


父母の土星が「乙女」で、この影響で生活面で割としっかりしていたものを両親から求められていたのでは、という記事を以前書きましたが、やっぱり乙女の影響が強そうな家族です。


この乙女の冥王星に蠍の海王星がぴったりセクスタイル。

今の私の基礎を形作ったというか、手塚治虫氏の「ブラックジャック」や横山光輝氏の「三国志」が全巻置いてあるような家でしたが、蠍的エンターテイメントのようなかんじもしますね。

「生と死」が普通に扱われるというか、その存在が当たり前の世界観の作品です。

いちいち感傷的になれないというか。


子供の頃からそんな漫画を読んでいた私なので、人格形成には影響していると思います。



生まれ育った家族のチャートの傾向、みてみることで自分の根っこの部分が見えてきた気がします。