なんか、こう、「勢いを感じさせる人」っています。

もうちょっと落ち着こうよ、と思うこともある反面、なんか憎めなさもあるような。


チャートを確認してみると、太陽や月に火星がコンジャンクションしていることが多いです。

※「月」に関しては出生時間にもよるので予測の範疇ですが。


今回は「月と火星のコンジャンクション」について考えてみたいと思います。

(いつもながら書きながら思考が広がるスタイルなので脱線するかもしれません)



「月」はある程度親しい関係性ではないとわかりにくい部分なのかもしれませんが、火星がコンジャンクションしていると、素が表に出てきやすい気がします。


結構独り言も多い印象。

ご本人の中では、口に出しているつもりはなくても、月と火星が一緒に動いちゃうので気付いてないのかもしれません。


仕事中、忙しい時など乱雑な言葉がついつい出てしまったり、バタバタとした足音になるなど、側から見ても「テンパっているんだな」というのが伝わってきます。


最初はそんな姿を見ていて「やだなー」と内心こちらは思ったり、自分が何か怒らせた?と心配になったりすることもありました。


ただ、それが「よくあること」だとわかると、不思議とそんな部分にかわいさを感じるようになってくることもあるんです。


失礼を承知で書きますが、

「落ち着きのない子供を見守るお母さんの気持ち」です。


自分が若い時なら、この境地には達せなかったと思います。

これは、ちょうど木星の年齢域に入った今だからこそ、そう思えるようになったのかもしれないです。

あとはリアル子育てを経験したせいもあるかもしれない。


わかりやすい分、裏を考えなくていいのも楽です。

こういう人に対しては、こちらもいい意味で「雑」な扱いができる分、気を使わなくて済む場合もあります。



ただ、これはお相手の「火星」の出方にもよるのかもしれません。


火星は牡羊サインの支配星ですが、もともとは牡羊と蠍の支配星でした。

(現代西洋占星術では、ルーラー牡羊、サブルーラー蠍となっています)


牡羊的な「火星」の出方は、サインの性質を考えた時、ある意味単純で純粋です。

一番であることにこだわったり、自分を主張したりしますが、牡羊にとっては、「存在を認めてもらうこと」が大事で動機はシンプルです。


牡羊を「赤ちゃん」に例えることはよくありますが、庇護を受け命を守ってもらう為には、自分の存在を主張することが必須です。

また、人間ではわかりにくいかもしれませんが、犬や猫など多胎妊娠の生物では、同時に何匹も生まれるので、生存競争はより激しくなります。

お母さんのおっぱいにありつく為にはライバルを押し除ける強さが必要です。


こんなかんじで、牡羊的な火星の出方って、言い方悪いけど、「子供っぽさ」があるんですね。


なので、木星の年齢域を生きる私にしてみれば、そこまで気にならないのかもしれないです。


「生きる為のアピール力」は絶対必要ですしね。



ただ、火星は「蠍」的にでる場合ももちろんあって、コンジャンクションだと無意識に発動されるので「めんどくさ!」と相手に感じるのはあるあるかもしれないです。


月の欲求を叶える為に、火星を使おうとする。


自分が気に入らないことに対して、人を使って解決させようとしたり。


蠍って、「心も体も相手と溶け合い一つになりたい」という欲望のサインでもあるので、蠍的な火星の出方をすると、相手を「コントロール」しようとするような冥王星っぽさも感じます。


ただ、そこはコントロールしようとしていることを相手に悟らせない冥王星とは違うので、結構わかりやすい。


「あ、こいつ、人使って自分の欲求叶えようとしてるな」なんて。

口が悪くてすみません。


これって、まさに本人が「火星」を人に委ねている状態なんですね。


「火星」は自分で使ってなんぼのもんで、人に預けると「外からの攻撃」として自分に降りかかることがあるなんていいます。


委ねられた側の人は、やっぱりいい気分じゃないです。

それが積もり積もると、相手に対して苛立った言動に繋がったりと攻撃性として出てくる可能性もあります。


「月」はその人にとって大事な部分だけど、受け身の天体でもあるので、「月」だけで何かをしようとしても上手くいきません。

月火星コンジャンクションの人は、ついついそこに便利な「火星」があるので無意識に使ってしまうけど、どんなアスペクトがあるかにもよりますが、できれば他の天体も意識的に使えるといいんですよね。


あとは月と火星のサインによってももちろん出方は違うし、「牡羊」的な使い方優位になる場合もあれば「蠍」的な使い方が強く出る場合もあるし、「月」=「感情」「生活」「安心」の状態が安定しているのか不安定になっているのかでも出方は変わります。


やっぱり月とコンジャンクションする天体は、その性質の出方の振り幅が大きい気がします。



これが、水星と火星のコンジャンクションだとまた違った感じで、おしゃべりなんだけど「自分」が出てくるというよりも、興味のあることについて話が止まらないとか、情報通だったりとか、そんな感じで表れることが多いかもしれません。



火星について、他にも多分書いてるなーと思って見つけたのがこちら。


よかったらどうぞ。