あの時、もしも・・・茜ちゃんの投げたダーツが南半球に刺さっていたら・・・。
「なるほどくんとまよいちゃんの日常生活10題
」
【05 南半球ツアー】
成「うん。確かに南半球だね。ココは。」
真「なるほどくん。南半球ってこんなに寒かったっけ? あたし、風邪ひきそうだよ・・・。」
成「そりゃそうだ。だってココ・・・南極だし! 南極でそんな格好してたら普通死んじゃうよ!」
真「ま。この装束はそんじょそこらの装束とは繊維が違うからね。」
成「どんな繊維で出来てるんだよ?」
真「えっと・・・ポリプロピレン?」
成「またそれか・・・。」
茜「ちなみに現在の気温は0度です。南極では比較的暖かい方ですよ!」
成「そりゃ、南極の常温と比べての話だろ?」
春「なるほどくん! 真宵さま! ペンギンさんがいますよ! とってもかわいいです!!」
真「よぉし! ペンギンさんをペットにしちゃおう!」
成「やめなさい・・・。」
真「じゃ、茜ちゃん。次の行き先を決めて!」
茜「責任重大ですね・・・えいっ!」
春「はぁ。ココが四国ですか・・・。何だか暑いです・・・。」
茜「春美ちゃん。ココは四国じゃありませんよ。オーストラリアです。」
成「確かに形は似てるかもしれないけどね・・・。」
真「あたし。一度来てみたかったんだよねぇ。」
成「へぇ。何で?」
真「だって、ココってアレでしょ? 世界の中心なんでしょ!?」
成「ああ・・・セカチューのことか・・・。」
茜「真宵さん! それはカガク的に異議あり! ですよ!!」
真「へ?」
茜「地球は丸いのでどこでも中心になるはずです!」
真「そりゃそうだけど・・・。」
春「わたくし、あの話にはとても感動いたしました!
なるほどくんもあれ位、真宵さまを想っているのですよね!?」
成「さ。さあ次行ってみようか! 真宵ちゃん!!」
真「え。まだ行ってないよ? ウルル。」
成「良いから良いから! もう時間がないんだよ!」
真「じゃ。茜ちゃん、お願いね。」
茜「分かりました・・・えいっ! ・・・あ。」
春「ダーツがカンガルーさんのおでこに刺さってしまいました!」
真「何かコッチに向かってる気がするけど・・・大丈夫なの? なるほどくん・・・。」
成「ココはやっぱり・・・助けてください!!」
茜「はぁ・・・。下手に旅行なんてするものじゃありませんね。」
成「誰のせいだよ。誰の!!」