クオリティーは大切 | ITM-Thailandの公式ブログ

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最近あらためてクオリティー
 ”質”
ということをよく考えます

個人的に安売りマジック!みたなものに
最近日本人はやられすぎとるんではないのか?
とやや疑問です。

例えば、
ユニクロとルイヴィトンやアルマーニを比べると、
ユニクロの方が値段は安い。
でも

本当は

中身を比較しないとどっちが安いのかはわからない

のだと思います。


しかしながら、長い間の値下げブーム
いわゆる”逆バブル”に染まっている日本では
その考え方が居座ってしまってなかなかとれない。

”逆バブル”は私が思いついた言葉なので一般的な言葉かどうか知りませんが、
バブルのときは、
中身関係なく、高いものがいいに決まってるとみんな信じていました。
今考えると嘘のような話ですが、日本にそんな時代もあったんです。

で、今は”逆バブル”で
とにかく安けりゃいいになってる気がします。

たしかに吉野家の牛丼もおいしいしやすい!
でもそれと料亭の料理を比較する事にそもそも意味があるのかどうか。。。


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個人的に逆バブルが危険だ!
と感じている理由があり、

それは昔のことわざでいうと

”悪貨は良貨を駆逐する”です。

つまり
安い事!が第一の世の中になると
何が起こりえるかというと、
値段を下げる事を目標としてしまう可能性が出てきて、
その結果、
ものそのもののクオリティーが落ちていく危険があるという事になりえます。

なぜならもちろんクオリティーを落とさないで
値段だけ下げる事が出来ればそれが一番いいのですが、
そんなことには現実的にどこかで無理がある話で、

高品質なものは、世界的に見て
決して安くないのです。


安売りする理由は
実はその裏には薄利多売でもっと利益を上げたいから
という事が隠れている可能性があり、
その為に安いコストですむようにものの質を下げていくというチョイスが
どこかで行われる可能性がとても高いからです。

逆に高いものは、それなりの理由が必要なので、
さらにクオリティーに磨きをかける!
というチョイスになり、
結果、ものそのものの質が向上していく可能性が高い。

安売りは自信のなさの裏返しであり、
技術力のなさの証明かもしれないのに、
そっちの方向が今残念ながら主流。。。

そしてそれが人の大切な体をさわる
マッサージなどの分野では
とても危険!
な事なのだと思っています。

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日本には
”巧みの技”
という言葉などがあり、

非常に高いレベルの技術を持っている国のはずなのですが、
値下げ路線が主流では、
本当に素敵で高度な技術も
少し値段が高いからというだけで売れなくなり、
巧みの技の日本!
から、
安売り大国日本!
という悲しい変化が起こりえる可能性もあり、

そっちの流れではないのでは?
と個人的には思います。

そろそろ安売りブームも疲れてきたし、

値段でなく中身でものを選ぶ!

時代かもですね。