私は一吾と別れて
隼人と付き合う。
これから私は隼人の彼女なのだ。
一吾の時とは違う。
嬉しい。ただただ嬉しい。
好きな人と付き合えるのはこんなにも嬉しいんだね。
知らなかったよ。
リンゴも私にずっと恋バナをしたいのを我慢してたのだろう。
最近ずっっっっと「一吾くん」と言ってる。
楽しい。
でも・・・
一吾には軽蔑されていつもにらまれてる。
女子の間では
「一吾くんをふった」
という事が大ニュースになっている。
美咲さんのグループからは
「調子に乗ってる」とか
「ブスのくせに」とか
聞こえるように近くでいわれてる。
他の女子は美咲さんのグループを嫌っているので
そういう事はされない。
美咲さんグループは
「誰かと誰かが付き合っている」とか
「破局した」
とかの話が好きらしく
いつもその話をしている。
一吾は隼人を避けている。
もちろん隼人も一吾も人気者だから1人にはならない。
だけど2人ともつまらなそうだ。
笑っているけど「愛想笑い」ッて感じだ。
隼人と一吾はかなり仲が良かった。
私のせいで・・・。
そんなことを言ったらまた隼人に怒られてしまうなぁ。
いけない。いけない。
いつまでも暗いのはやめよう。
「笑う門には福来る」
笑っていよう。
帰りの電車の中
1人笑ってみる。
「・・・気持ちわるっ」
「!!」
隼人だ。
「オマエ・・・妄想が趣味か?」
「えぇっ?!ち・・・ちがうよっ!」
「隠すのが怪しいですなぁ。」
「・・・・・」
怒った振りをしてみる。
「おい。無視すんなよ。」
口をとんがらせてほっぺに空気を入れる。
「おぃっ」
ほっぺを口で潰される。
「ゔーっぶーっ」
「『無視してすいませんでした。』だろ?」
「むじじでずいまぜんでしだぁっっ」
「よろしい」
・・・このドS男っっ!!
「おい。」
「何よ?」
「今日暇?」
「暇すぎて死にそうよ。」
「じゃぁ俺の部屋こいよ。」
「うん。」
・・・えっっ?!
今・・・なんて?
「ぅっし!じゃぁ○×駅前のマックな。じゃぁなっ」
さっさと降りて行く隼人。
電車に乗っている間ずっっっと考えていた。
ぃやぃや・・・
確か隼人ってアパートで一人暮らしよね?
密室で高②が2人きりって・・・マズくない?
中学生とは違うんだからさぁ。
良からぬことが起きる可能性が・・・。
いやいや!考え過ぎよね?!
まだ付き合ってから一ヶ月もしてないしっ!
・・・いや・・・でも彼も純粋な健全男子・・・
そう言う事が・・・
って!
何妄想してんだし?!
きもっウチきもっ!!
ていうかもう家・・・
はやっ!
さーてと。
着替えよう♪
んーっと
おニューのお気に入りの服にしようっ♪
やっぱし女っぽくスカートかな?
デニムのこれかわいいよね~♥
あっこれにこれ合わしたらかわいいっ!
・・・そーいえばウチの下着・・・
ちらっ
・・・アナ開きパンツ・・・
ほつれてるし・・・
これは・・・
マズいよね?
いや何も起きないけどさー
万が一のため。
うん。気分がねっ。
・・・新しいパンツはいてこう・・・
「あら?ドコ行くの?」
お母さんが訪ねる。
「んっ?!えーとリンゴの家っ!おそくなるかもっ!」
「ふーん。いいけど・・・もう5時だし遅くならないようにね?」
「5・・・5時っ?!やばいっいそがなきゃっ!」
ダッシュでマックに向かう。
居たっ!
うわーっ!怒ってるかなぁ?
「ごっ・・・ごめんっ!」
「てめーおそっ!・・・」
怒られるっ!!
ありゃ?
「まぁいいや。行くぞ。」
「うん。」
あら・・・怒られなかった。
セーフっ!!
がちゃっ
「おじゃましまーす。」
「おぅ。」
・・・!
「キレイっ!」
思わず口に出る。
「そうか?」
高校生の男の一人暮らしって言ったら・・・
ぐっしゃぐしゃのぼわっぼわじゃぁ・・・。
何これ・・・。
自分で掃除してんだよね?
ウチの部屋なんかよりよっぽどキレイ・・・。
「まぁ・・・とりあえずその辺すわれよ。」
「あっうん。」
クッションをくれる。
「なんか飲み物出すわ。」
「うんっ。」
緊張していろんな所みちゃうっ・・・。
フローリングの床・・・
ちっこいテレビに床に着いてるテーブル。
ベッドが一つに洋服棚が一つ・・・。
生活に必要なものだけそろってる。
シンプルな部屋・・・。
私と隼人しかいないというのがドキドキする。
「苺・・・。」
月曜日。
今日は一吾に別れを告げようと思っている。
そんな日なのにやけにすっきりしていた。
昨日、隼人に全てを言ったからか。
それとも
今日ようやく正解にたどりつけるからか。
分からないけど、
気持ちのいい日だ。
月曜と言ったら休み明けで学校の始まる日。
好きではない。
でも今日という日はとても気持ちがいい。
学校に向かう。
ガタンゴトンガタンゴトン
「♪~♬~♫~♪」
メールだ。
「一吾」
「おはよぅ(^-^)/今日の授業で宿題ってあったっけ(。・ω・)ノ゙」
「おはよう。無いよ。今日大事な話があるの。放課後屋上であおう」
「ありがとぅ。分かった。空けとくぜ('-^*)/」
・・・きっと
この話が別れ話なんて想像もしてないだろう。
「ごめんね・・・」
心の中でそうつぶやいた。
「・・・おはよぅ・・・。」
誰かが私にあいさつする。
突然だからびっくりする。
ふりかえると隼人がいた。
「あ・・・おはよぅ。」
なんだかずいぶんと眠そう。
「ふ・・・ふわぁあぁぁ」
「眠そうね。」
「まぁな。本よんでたら12時過ぎてた。」
「へぇ。そんなに面白い本なの?」
「おぉ。むちゃくちゃおもしれーよ。」
「どんな本なの?」
「あぁ。最初主人公が語り手でな。もぅこの世にはいない女の話をはじめるんだよ。その女が・・・」
なーんて話をしていた。
つい昨日付き合い始めた恋人にはとても見えない。
2人ともその話題をしない。
2人とも心の中ではその事でいっぱいだったろう。
教室に入る。
2人で入るとなにかと面倒なので
あえて別々に入る。
キーンコーンカーンコーン。キーンコーンカーンコーン。
今日の授業はまったく頭に入らなかった。
ずっとあの事を考えていたからだ。
「どうやって切り出そう」
とか
「どうすれば一番傷つかないか」
とか。
まぁとにかく屋上に向かう
セリフを考えながら。
屋上にはとっくに一吾がいた。
青いそらと爽やかな一吾が合う。
私が着たのに気付くと
こっちを振り向いて笑う。
「苺。おそいぞー。呼んでおきながらー。見ろよ。空きれいだぜ。」
「うん・・・」
「キレイだろ。見ろよ。校庭。野球部の練習上から見てるとおもしろいんだぜ。」
なんて話をしていた。
一吾はずっと喋っている。
私が話し出すのを止めたいのだろう。
昨日の事が無かったら私は話せなかっただろう。
でも・・・
私はもう決めたんだ。
このままじゃダメ。
「一吾くん・・・」
「・・・だ、だから一吾だって。君付けやめろよー」
おびえている。私が次に言う言葉に。
「別れよう・・・」
一吾くんの顔は
悲しんでいるような
怒っているような
・・・あるいはどっちもなような顔をしていた。
「・・・は?」
長い沈黙を破ったのは一吾くんの言葉
「何それ。悪い冗談?やめてよ」
「冗談じゃないわ。本気なの」
「私・・・他に好きな人がいるの。」
「私・・・本当はその人の事を一吾くんと付き合う前から好きだったの」
「馬鹿だからそれに気付かずに一吾くんと付き合ってた。」
「いやだ!!」
一吾くんが大きな声で言う。
「僕の何がダメなの?!僕は君が好きだ!」
「そういうんじゃないの・・・あなたは何も悪く無いの。」
「私が全部悪いの。このまま付き合っていたら私達ダメになる。」
「なんでだよ・・・僕はずっと君が好きだった。幼稚園の頃から。」
「私も・・・好きな人の事が幼稚園の頃から好きだったの」
「あなたも・・・わかるでしょう?好きって言う感情は操れない・・・」
「隼人か・・・。ずっと浮気してたのか?!」
「ちがうわ・・・。つい最近好きだってわかったの。それまではずっと友達だと思っていたの」
「そう言う事か。お前らは俺を裏切ったんだな!」
「ちが・・・っ」
「だまれっ!結局おまえも俺を捨てるんだな!」
「そんなっ・・・」
「いいさ。付き合えばいい!俺はずっとお前らの事を許さないからなっ!」
屋上から去ろうとする一吾。止めようとして名前を呼ぶ。
「一吾くっ・・・」
ものすごい目でにらまれる。
何も言えない。
これで片はついたのだろうか?
しばらく空を見ていた。
オレンジ色に染まっている。
別れる前はまだ青かったのにね・・・
ドアが開く。
「苺。」
「隼人・・・」
「どうだった?」
「ん・・・」
あった事を全て話す。
「そっか・・・」
「ねぇ。これで良かったのかなぁ?」
「これで・・・って?」
「アタシと一吾くんが別れて私と隼人が付き合って・・・」
「これで・・・よかったのかなぁ?」
涙がこぼれる。
「こっ・・・これで・・・よかったのか・・・なぁっ・・・」
「苺」
「ぅ・・・うん?」
ぎゅっ
「大丈夫だ。間違っていないよ。一吾は・・・いいやつだから。きっと分かってくれる」
抱きしめながら言ってくれる。
「うんっ!そうだよねっ!いつか分かってくれるよねっ!」
一吾は隼人を避けるだろう。
辛いのは私だけじゃないのに。
リンゴにも教えよう。
・・・。
もう帰っちゃったなぁ。
メールでもいいよね。
「私、一吾くんと別れた。」
一分もしないうちに返信がくる。
「いつもの喫茶店にきて。」
「分かった。」
「苺!ここ!ここここ!」
そんなに言わなくてもわかるっつーに。
私が席に着くとリンゴが言う。
「んで。どうなの?」
「詳しい話きかせてもらいましょーか」
「うん・・・」
「もうっ!!」
全部を話し終えるとリンゴがテーブルを叩いて立ち上がる。
「何で言ってくれなかったのっ?!」
「だって・・・」
「アタシの事信用してくれないのっ?!」
「ごめんね・・・」
「まぁいいわ。アタシの事思ってくれたからこそだしね。」
「んふふふふふっ」
「何よ。いきなり気持ち悪いっ。」
「これでじゃぁアタシも一吾くんを狙えるっって訳だ。」
「どぅぞご自由に。」
「へっへっへっへ~協力してよね~」
「ムリよ~すっかり嫌われちゃったもの」
「あぁ・・・アタシが仲良くなって誤解を解いてあげるからっまかしといてっ」
「ずいぶんと自信があるのね~」
「アタシの魅力でイチコロよっ♡」
「何言ってんだか~」
今日は久しぶりにリンゴとたくさん喋れたし。
一吾くんの事も・・・
明日から新しい日々が始まるような気がする。
今日は一吾に別れを告げようと思っている。
そんな日なのにやけにすっきりしていた。
昨日、隼人に全てを言ったからか。
それとも
今日ようやく正解にたどりつけるからか。
分からないけど、
気持ちのいい日だ。
月曜と言ったら休み明けで学校の始まる日。
好きではない。
でも今日という日はとても気持ちがいい。
学校に向かう。
ガタンゴトンガタンゴトン
「♪~♬~♫~♪」
メールだ。
「一吾」
「おはよぅ(^-^)/今日の授業で宿題ってあったっけ(。・ω・)ノ゙」
「おはよう。無いよ。今日大事な話があるの。放課後屋上であおう」
「ありがとぅ。分かった。空けとくぜ('-^*)/」
・・・きっと
この話が別れ話なんて想像もしてないだろう。
「ごめんね・・・」
心の中でそうつぶやいた。
「・・・おはよぅ・・・。」
誰かが私にあいさつする。
突然だからびっくりする。
ふりかえると隼人がいた。
「あ・・・おはよぅ。」
なんだかずいぶんと眠そう。
「ふ・・・ふわぁあぁぁ」
「眠そうね。」
「まぁな。本よんでたら12時過ぎてた。」
「へぇ。そんなに面白い本なの?」
「おぉ。むちゃくちゃおもしれーよ。」
「どんな本なの?」
「あぁ。最初主人公が語り手でな。もぅこの世にはいない女の話をはじめるんだよ。その女が・・・」
なーんて話をしていた。
つい昨日付き合い始めた恋人にはとても見えない。
2人ともその話題をしない。
2人とも心の中ではその事でいっぱいだったろう。
教室に入る。
2人で入るとなにかと面倒なので
あえて別々に入る。
キーンコーンカーンコーン。キーンコーンカーンコーン。
今日の授業はまったく頭に入らなかった。
ずっとあの事を考えていたからだ。
「どうやって切り出そう」
とか
「どうすれば一番傷つかないか」
とか。
まぁとにかく屋上に向かう
セリフを考えながら。
屋上にはとっくに一吾がいた。
青いそらと爽やかな一吾が合う。
私が着たのに気付くと
こっちを振り向いて笑う。
「苺。おそいぞー。呼んでおきながらー。見ろよ。空きれいだぜ。」
「うん・・・」
「キレイだろ。見ろよ。校庭。野球部の練習上から見てるとおもしろいんだぜ。」
なんて話をしていた。
一吾はずっと喋っている。
私が話し出すのを止めたいのだろう。
昨日の事が無かったら私は話せなかっただろう。
でも・・・
私はもう決めたんだ。
このままじゃダメ。
「一吾くん・・・」
「・・・だ、だから一吾だって。君付けやめろよー」
おびえている。私が次に言う言葉に。
「別れよう・・・」
一吾くんの顔は
悲しんでいるような
怒っているような
・・・あるいはどっちもなような顔をしていた。
「・・・は?」
長い沈黙を破ったのは一吾くんの言葉
「何それ。悪い冗談?やめてよ」
「冗談じゃないわ。本気なの」
「私・・・他に好きな人がいるの。」
「私・・・本当はその人の事を一吾くんと付き合う前から好きだったの」
「馬鹿だからそれに気付かずに一吾くんと付き合ってた。」
「いやだ!!」
一吾くんが大きな声で言う。
「僕の何がダメなの?!僕は君が好きだ!」
「そういうんじゃないの・・・あなたは何も悪く無いの。」
「私が全部悪いの。このまま付き合っていたら私達ダメになる。」
「なんでだよ・・・僕はずっと君が好きだった。幼稚園の頃から。」
「私も・・・好きな人の事が幼稚園の頃から好きだったの」
「あなたも・・・わかるでしょう?好きって言う感情は操れない・・・」
「隼人か・・・。ずっと浮気してたのか?!」
「ちがうわ・・・。つい最近好きだってわかったの。それまではずっと友達だと思っていたの」
「そう言う事か。お前らは俺を裏切ったんだな!」
「ちが・・・っ」
「だまれっ!結局おまえも俺を捨てるんだな!」
「そんなっ・・・」
「いいさ。付き合えばいい!俺はずっとお前らの事を許さないからなっ!」
屋上から去ろうとする一吾。止めようとして名前を呼ぶ。
「一吾くっ・・・」
ものすごい目でにらまれる。
何も言えない。
これで片はついたのだろうか?
しばらく空を見ていた。
オレンジ色に染まっている。
別れる前はまだ青かったのにね・・・
ドアが開く。
「苺。」
「隼人・・・」
「どうだった?」
「ん・・・」
あった事を全て話す。
「そっか・・・」
「ねぇ。これで良かったのかなぁ?」
「これで・・・って?」
「アタシと一吾くんが別れて私と隼人が付き合って・・・」
「これで・・・よかったのかなぁ?」
涙がこぼれる。
「こっ・・・これで・・・よかったのか・・・なぁっ・・・」
「苺」
「ぅ・・・うん?」
ぎゅっ
「大丈夫だ。間違っていないよ。一吾は・・・いいやつだから。きっと分かってくれる」
抱きしめながら言ってくれる。
「うんっ!そうだよねっ!いつか分かってくれるよねっ!」
一吾は隼人を避けるだろう。
辛いのは私だけじゃないのに。
リンゴにも教えよう。
・・・。
もう帰っちゃったなぁ。
メールでもいいよね。
「私、一吾くんと別れた。」
一分もしないうちに返信がくる。
「いつもの喫茶店にきて。」
「分かった。」
「苺!ここ!ここここ!」
そんなに言わなくてもわかるっつーに。
私が席に着くとリンゴが言う。
「んで。どうなの?」
「詳しい話きかせてもらいましょーか」
「うん・・・」
「もうっ!!」
全部を話し終えるとリンゴがテーブルを叩いて立ち上がる。
「何で言ってくれなかったのっ?!」
「だって・・・」
「アタシの事信用してくれないのっ?!」
「ごめんね・・・」
「まぁいいわ。アタシの事思ってくれたからこそだしね。」
「んふふふふふっ」
「何よ。いきなり気持ち悪いっ。」
「これでじゃぁアタシも一吾くんを狙えるっって訳だ。」
「どぅぞご自由に。」
「へっへっへっへ~協力してよね~」
「ムリよ~すっかり嫌われちゃったもの」
「あぁ・・・アタシが仲良くなって誤解を解いてあげるからっまかしといてっ」
「ずいぶんと自信があるのね~」
「アタシの魅力でイチコロよっ♡」
「何言ってんだか~」
今日は久しぶりにリンゴとたくさん喋れたし。
一吾くんの事も・・・
明日から新しい日々が始まるような気がする。
頭が痛い。
昨日から色々な事を考えすぎて
・・・頭が痛い。
リンゴも一吾も隼人も悪くない。
悪いのは・・・
私。
私のせいで色々な人が傷ついている。
馬鹿な私・・・。
一体どうすればいいのかな・・・。
そんな時。
「♪~♬~♫~♪」
・・・メールだ。
「隼人」
なんだろぅ?
こんな時なのに好きな人からメールがくる事に
喜んでしまう自分が居る。
「土手に来い。」
・・・?
ずいぶん強引なメールだなぁ。
まぁ用事はない。
土手って・・・どこ?
とりあえず家から一番ちかい土手の階段を登る。
・・・いた。
「隼人!!」
なかなか気付かないので大きな声で呼ぶ。
振り返った隼人の顔は夕日でオレンジだ。
もぅ夕方かぁ・・・
「おぅ。」
「『おぅ。』じゃないわよ・・・急に呼び出して何?!」
「まぁ怒んなって。」
なんてキレイな顔なんだろぅ。
おもわずみとれそうになる。
「で・・・何?」
「うん。最近元気なかったからどうしたのかな。って」
「えっ・・・?」
「隠すなって。ほれ。言ってみ?」
私はここ最近たしかに悩んでいた。
でもいつもどおりに振る舞っていた。
誰も気付かないくらい。
リンゴだって一吾だって気付かなかったのに。
「な・・・なんで?」
驚いてそれしか言えない。
「そんなの丸分かりだっつーの」
「だ、だ、だって誰も気付かなかったのにっ」
「ばーか。他の奴らと一緒にすんな。お前の事なんてお見通しだ。」
「ほれ。言ってみろ。そんな顔になるまで我慢すんな。」
「え・・・わ、わたしどんな顔してる??」
「今にも泣きそうな顔。俺が居るじゃねーか。ほれっ」
土手に座って肩を寄せられる。
嬉しい。
誰も分かってくれないと思った。
私の事をこんなに思ってくれている人が居る。
今まで全部なやんでいた事すべてを吐き出しそうだ。
「ゔっ。ゔぅゔぅっゔえぇぇぇんっ」
「わっわたしっ隼人が好きなのっ!」
隼人はじっと私を優しい目で見てくれてる。
「でもっ一吾・・・優しくてっ。傷つけたく無くてっ!」
「そしたらリンゴは一吾の事好きみたいでっ!」
「好きでもない人と付き合っててっそれで傷ついてる人がいてっ別れればその人を傷つけてっ」
「私。私。どうすればいいのかっ!わかんないよぉぉ」
子供みたいに泣きじゃくる私を隼人は優しく抱きしめてくれた。
隼人は私の頭をなでてくれた。
「馬鹿っ!」
急に怒鳴られてびっくりする。真剣な顔で私を怒っている。
「そんなになるまで誰にも言わないで。」
ぎゅっと抱きしめる力を強める。
隼人が泣きそうな声で言う。
「ごめんな。もっと早くに気付いてやれなくて。」
何も言えない。
何も言えないけど
私も隼人を抱きしめる。
耳元でささやかれる
「俺もオマエの事好きだ」
バッと腕を掴み言う。
「付き合おう」
「なっ!!」
「だけど・・・」
「一吾とお前が別れて俺とお前が付き合う。」
「そぅすりゃぁ一吾は次に進めるしあきらめがつく。リンゴも一吾を狙えるって訳だ!」
「え・・・えぇ?」
あんまりにシンプルでびっくりする
「なぁ。リンゴと一吾がくっつけば良いんじゃねぇか?」
「そ・・・そんなうまくいかないよぉ・・・」
「俺らが仕組むんだよっ!!」
「うぅ~ん・・・」
「一吾も結構リンゴの事気に入ってたし。リンゴも一吾が好きなんだろ?いいじゃねぇか」
「そりゃぁ・・・そうだけど・・・」
「んじゃぁそれで決定な!!」
「うぅ~ん。」
「いいじゃねぇかっ!好き同士が付き合う!それが一番だろ!」
「うん・・・」
「ぅしっ!ちょっとついてこい!」
急に立ち上がって手を引っ張って行く。
「ど、どこに行くの??」
「いいから。いいから。ついてこい。」
電車に揺られてしばらくする。
あ!もしかして?
「ねぇ・・・もしかして向かってるのって・・・」
口の前で人差し指を出して言う。
「しっ!言ったらつまんねぇだろ?」
「よーしっ!ついたっ!」
やっぱり・・・海。
「やっぱりねっ」
「バレちゃった?ちぇー」
「うん。ばればれっ」
隼人ってこんな人だったっけ?もうちょいクールだと思ってたなぁ。
なんだかテンション上がってるみたい。
真面目な顔で私と向かい合う。
「苺谷隼人と早乙女苺はここで付き合う事を誓いますっ!」
「結婚の誓いみたいっ」
「結婚も誓うか?」
「えーっ」
笑ってジョークみたいにしたけど
隼人なら本当に誓っても後悔しない。
しばらく2人で海を見つめていた。
忘れていたけど・・・
隼人と付き合うという事は一吾をふると言う事。
それを思うととても辛い・・・
今はただずっと隼人と2人で海をながめていたい・・・。
昨日から色々な事を考えすぎて
・・・頭が痛い。
リンゴも一吾も隼人も悪くない。
悪いのは・・・
私。
私のせいで色々な人が傷ついている。
馬鹿な私・・・。
一体どうすればいいのかな・・・。
そんな時。
「♪~♬~♫~♪」
・・・メールだ。
「隼人」
なんだろぅ?
こんな時なのに好きな人からメールがくる事に
喜んでしまう自分が居る。
「土手に来い。」
・・・?
ずいぶん強引なメールだなぁ。
まぁ用事はない。
土手って・・・どこ?
とりあえず家から一番ちかい土手の階段を登る。
・・・いた。
「隼人!!」
なかなか気付かないので大きな声で呼ぶ。
振り返った隼人の顔は夕日でオレンジだ。
もぅ夕方かぁ・・・
「おぅ。」
「『おぅ。』じゃないわよ・・・急に呼び出して何?!」
「まぁ怒んなって。」
なんてキレイな顔なんだろぅ。
おもわずみとれそうになる。
「で・・・何?」
「うん。最近元気なかったからどうしたのかな。って」
「えっ・・・?」
「隠すなって。ほれ。言ってみ?」
私はここ最近たしかに悩んでいた。
でもいつもどおりに振る舞っていた。
誰も気付かないくらい。
リンゴだって一吾だって気付かなかったのに。
「な・・・なんで?」
驚いてそれしか言えない。
「そんなの丸分かりだっつーの」
「だ、だ、だって誰も気付かなかったのにっ」
「ばーか。他の奴らと一緒にすんな。お前の事なんてお見通しだ。」
「ほれ。言ってみろ。そんな顔になるまで我慢すんな。」
「え・・・わ、わたしどんな顔してる??」
「今にも泣きそうな顔。俺が居るじゃねーか。ほれっ」
土手に座って肩を寄せられる。
嬉しい。
誰も分かってくれないと思った。
私の事をこんなに思ってくれている人が居る。
今まで全部なやんでいた事すべてを吐き出しそうだ。
「ゔっ。ゔぅゔぅっゔえぇぇぇんっ」
「わっわたしっ隼人が好きなのっ!」
隼人はじっと私を優しい目で見てくれてる。
「でもっ一吾・・・優しくてっ。傷つけたく無くてっ!」
「そしたらリンゴは一吾の事好きみたいでっ!」
「好きでもない人と付き合っててっそれで傷ついてる人がいてっ別れればその人を傷つけてっ」
「私。私。どうすればいいのかっ!わかんないよぉぉ」
子供みたいに泣きじゃくる私を隼人は優しく抱きしめてくれた。
隼人は私の頭をなでてくれた。
「馬鹿っ!」
急に怒鳴られてびっくりする。真剣な顔で私を怒っている。
「そんなになるまで誰にも言わないで。」
ぎゅっと抱きしめる力を強める。
隼人が泣きそうな声で言う。
「ごめんな。もっと早くに気付いてやれなくて。」
何も言えない。
何も言えないけど
私も隼人を抱きしめる。
耳元でささやかれる
「俺もオマエの事好きだ」
バッと腕を掴み言う。
「付き合おう」
「なっ!!」
「だけど・・・」
「一吾とお前が別れて俺とお前が付き合う。」
「そぅすりゃぁ一吾は次に進めるしあきらめがつく。リンゴも一吾を狙えるって訳だ!」
「え・・・えぇ?」
あんまりにシンプルでびっくりする
「なぁ。リンゴと一吾がくっつけば良いんじゃねぇか?」
「そ・・・そんなうまくいかないよぉ・・・」
「俺らが仕組むんだよっ!!」
「うぅ~ん・・・」
「一吾も結構リンゴの事気に入ってたし。リンゴも一吾が好きなんだろ?いいじゃねぇか」
「そりゃぁ・・・そうだけど・・・」
「んじゃぁそれで決定な!!」
「うぅ~ん。」
「いいじゃねぇかっ!好き同士が付き合う!それが一番だろ!」
「うん・・・」
「ぅしっ!ちょっとついてこい!」
急に立ち上がって手を引っ張って行く。
「ど、どこに行くの??」
「いいから。いいから。ついてこい。」
電車に揺られてしばらくする。
あ!もしかして?
「ねぇ・・・もしかして向かってるのって・・・」
口の前で人差し指を出して言う。
「しっ!言ったらつまんねぇだろ?」
「よーしっ!ついたっ!」
やっぱり・・・海。
「やっぱりねっ」
「バレちゃった?ちぇー」
「うん。ばればれっ」
隼人ってこんな人だったっけ?もうちょいクールだと思ってたなぁ。
なんだかテンション上がってるみたい。
真面目な顔で私と向かい合う。
「苺谷隼人と早乙女苺はここで付き合う事を誓いますっ!」
「結婚の誓いみたいっ」
「結婚も誓うか?」
「えーっ」
笑ってジョークみたいにしたけど
隼人なら本当に誓っても後悔しない。
しばらく2人で海を見つめていた。
忘れていたけど・・・
隼人と付き合うという事は一吾をふると言う事。
それを思うととても辛い・・・
今はただずっと隼人と2人で海をながめていたい・・・。