いちごの恋愛小説 -28ページ目

いちごの恋愛小説

苺が書く恋愛小説です。
全くの素人ですが楽しんで読んで頂けたら嬉しいです♥

コメ、ペタ、読者登録、アメンバー申請
待ってます

隼人の助けを私は待つ。

あぁお腹がすいた。

はやく来て・・・。

ぎいぃぃい・・・

重い扉が開き光が差し込む。

「待たせたな・・・」

そこには汗だくでずいぶん疲れた様子の隼人が居た。

隼人は私を見ると急いで駆け寄る。

「苺!!大丈夫か?!」

縛られた縄をほどいてくれる。

「うん・・・。ありがとう・・・」

涙が出ちゃう。

良かった・・・。

「てめぇ・・・!!」

隼人は座って上から見ている美咲さんに言う。

「ぶっころしてや・・・」

「20時間と34分。」

隼人の言葉をさえぎる。

「はぁ・・・あなたには幻滅したわ。」

「なんのことだ?!」

「だから。助けるまでにかかる時間。」

「せめて15時間以内には助けなさいよ。」

「これはあなたが私にふさわしいかためしたテストなの。」

「あんなメールじゃバレバレだし・・・。」

「あなたは失格ね。さよならっ。」

美咲さんは大勢のボディガードを連れてベンツに乗って帰ってった。

「な、なんなんだ・・・。」

2人で顔を合わせて笑う。

「意味分かんないしっ。」

「あいつ・・・。頭狂ってんだろ・・・。」

「怒る気もなくなるね・・・。」

「よしっ。送ってくぜ。またさらわれたらかなわねぇからな。」

「そぅだねっお願いするよ。」

「疲れたろ?おんぶしてやるよ」

「いい。恥ずかしい。」

立って歩こうとすると疲れと空腹でくらくらする。

「無理すんなよ。」

「あ、あはは・・・」

家に連れて行ってもらう。

その途中はなしながら帰る。

「ねぇ・・・」

「ん?」

「なんであたしの居場所が分かったの?」

「あぁ。テレパシー。」

「・・・・・・・。」

しらける。

「ごめん・・・。連れ去られる所見てた人が居て教えてもらった。」

「あーそっかそっか。」

「ありがとね。」

「言葉だけ?」

急にこっちをじっと見る。

キスをする。

「今回だけね。」

「毎日してくれよ・・・」

「きもっ。」

「恩人にきもいはねーだろっ!」

「あははははははっ」

なんて話をしてたらあっというまについた。

「んじゃーありがとうね。」

「おぅ。じゃーな。」

家に帰ったら家族に心配されるだろうな。

こんな時間だもん。

心配・・・じゃなくって怒られるかなぁ・・・。

でも。

今日のできごとは良かった。

誘拐なんて最悪だけど

隼人が一生懸命になって私を探してくれたから。

愛されてるなぁ・・・。

なんてねっ

ウチきもっ

明日・・・はやく隼人に会いたい。
「ぅ・・・ん?」

頭がくらくらする。

!!

そうだ。私・・・誘拐されたんだ!

ここ・・・どこ?

広くて真っ暗。

何も見えない。

・・・口も手も足も拘束されている。

何も出来ない。

私はここで死ぬのだろうか?

いい人生だった。

でも短過ぎるよ・・・。

犯人は誰?

目的は?

助けは来ないの・・・?

がちゃんっ

重い扉の鍵が開く音がした。

ぎぃぃいぃ

重い扉が開く。

光がたくさん入ってくる。

まぶしい。

誰かが来る。

こつこつこつこつ。

ハイヒールの音。

「いい気味ね。早乙女さん。」

!!

こ・・・この声は・・・!!

美咲!!

「あぁ。話せないのね。いいわ。ほどいてあげる。」

「ほどいてあげて」

馬鹿にした感じで見下される。

「な・・・なんでこんなこと・・・!!」

「なんで?」

「ふん。教えてあげる。」

「あなた一吾くんと付き合ったあげくフッてその次は隼人君と付き合うなんて・・・!」

「許せないわ!調子に乗って!」

「そ・・・そんな事で・・・。」

「そんな事?!あのね。私は隼人君が好きなの。」

「容姿はばつぐんにイケてるし。クールで頼れてスポーツ万能!」

「欠けている事なんてないわ。」

「彼こそ私にふさわしい。私と釣り合いの人間だわ。」

「それなのに・・・!アンタが邪魔なのよ!」

「そ、そんなの思い込みだわ!」

確かに美咲さんは美しい。

女の私から見てもキレイだ。

彼女に会う言葉はまさに

「美」

って感じ。

でも中身はひどく醜い。

「助けて欲しい?」

「このまま一週間もここに放っておいたらあなたは死ぬわ。」

「・・・!!」

「助けて欲しかったら隼人君に別れのメールをしなさい。」

「!?」

「もちろん今後も付き合う事はNG」

「何かそういう行為があった場合また監禁よ。」

「つまり絶縁。」

「そんなの卑怯だわ!ずるい!」

「彼は今間違っているの。だから私が正しい道に救ってあげるのよ!」

「・・・分かったわ。」

「ふん。文は私に見せて送りなさい。」

『たくさんの愛をありがとう。
 すてきな日々だったわ。
 けして楽では無かったけど。
 てを繋いだりしたかった。
   さよなら。ありがとう今まで。
  ※頭に来るかもだけどちゃんと見てね。』

「下手な文ね。いいわ送りなさい。」

「メールだ。」

「?なんだこのメール?!別れ?」

でも・・・それにしたら文が変だ。

頭に・・・?

頭・・・よむ・・・。

頭文字・・・?!

たすけて」

!?

そうか!

「助けを求めてるんだ!」

偽装メール・・・という事は誰かにつかまってるんだ!

そして・・・別れ?

俺と苺が別れて得をする人間・・・。

一吾・・・?

いや。そんな卑怯な奴ではない。

じゃぁ・・・一体・・・?

苺を捕まえたってことは苺目当てじゃねーな・・・。

俺目当て・・・。

女子か?

そういえば最近クラスメートの美咲って奴に告られたな・・・。

まさか・・・?

「まじでか
 っていうか変な文だな。
 てか馬鹿っぽい。
 ろれってんじゃねーの?
      さよなら
     ※頭に来るかもなw」

「・・・「ろれってる」ってなんだ・・・。」

自分って馬鹿だなー・・・。

犯人はきっとアイツだ。

でもどこに・・・?

「メールが来たわね。」

「ほら。見してあげる。」

「!!」

『まってろ』・・・か。

きっと助けてくれる!

隼人を信じて待とう・・・