「ガ~ス~です。(自ら笑)」の数日後、
ガ~ス~に近い某TV局の某ニュース番組で、ガ~ス~はインタビュー(録画)に応じた。インタビュアー某女性キャスターはその感想をこう語った――、
「日本のリーダーとして私たち国民にどう動いて欲しいのか、今日、菅さんに伺いましたが、」とした上で、「(国民に)届く言葉はなかったように感じました。」
筆者から見れば、さもありなんである。ガ~ス~は、氷の微笑ならぬ“氷の心”が支配しているかのようだ。氷の微笑はアイスピックだったが、ガ~ス~は国家権力を駆使して、対照的な動機で忌み嫌う上級・下級の国民を捻じ伏せようとしいているように見える。
●菅義偉が「弱者」に冷淡で忌み嫌う事情
ガ~ス~は、「叩き上げの苦労人」であることをセールスポイントにしているが、半面で成り上がる過程で味わった苦労、苦渋、そしてある種の憎悪を生成してきたことは見逃せない。
最近、ネット上では、ガ~ス~がルサンチマン(弱者が強者に対して抱く憎悪、怨恨の感情)を持っているとの見方が広がっている。ガ~ス~のルサンチマンは出世するにつれ、鎮まるどころか、自身の政治的権力が高まるとともに「強権体質」へと変異していった。
その矛先は、経済的・社会的弱者にも向けられた。むしろ、過去の苦痛を呼び覚ます弱者は目障りな存在に映っているのではないだろうか。ガ~ス~の政策を見るにつけ、経済的・社会的弱者には極力、“施し”程度で済まし、選挙で票になる時間とお金をもつ有閑富裕層(強者)には手厚い恩恵を提供している。
実際、新型コロナ禍にあっても、非正規労働者、特に女性、ひとり親世帯、こども、障害者など経済的・社会的弱者へのケチった支援とは裏腹に、ふるさと納税やGoToトラベル、GoToイート等で有閑富裕層に手厚い現世利益を提供している。
これが格差拡大に拍車を掛けるのは明らかだ。「自助、共助、公助」といって、自己責任を強調するのも、弱者を忌み嫌う、ガ~ス~の屈折した心理が垣間見える。冷たい心の背後には、過去に味わった苦痛が蘇ることへの恐怖心もあるのかも知れない。
●安倍は“厄介な単純バカ”、菅は“憎悪根深い狂人”
一方、政治家、官僚などの既成勢力やエリートに対しては、今度は国家権力を「強権」として行使する。これが、“意見する部下”を嫌い遠ざける心理的背景になっている。騒ぎになった日本学術会議の会員任命問題も根っ子は一緒だろう。
ここから、安倍晋三前総理や麻生太郎副総理ら二世・三世のお坊ちゃま議員への“縺れた感情”が生まれている、と見る。
安倍晋三と菅義偉の違いをひと言で言えば、「安倍は、そもそも世間知らずで弱者に無関心の“厄介な単純バカ”、菅は弱者にも一部強者にも“憎悪根深い狂人”」といったところだろう。






