恐らく、昨年12月の75分に及んだ安倍+トランプ電話会談のなかで、トランプ大統領に自衛隊「有志連合」派遣をゴリ押しされたのではないか、と思われる。
安倍官邸は米イラン間の緊張が高まっても、11日にP3C哨戒機、2月には海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」の中東派遣を強行する構えである。きょう10日、河野太郎防衛相が防衛省設置法の「調査・研究」を名目に中東海域(オマーン湾からアラビア海、アデン湾)での派遣命令を出す。
派遣海域は、ホルムズ海峡とペルシャ湾を避けており、「調査・研究」を任務としているので、いかにも安全と思われるが、これは米軍を中心とする「有志連合」参加への第一歩となるリスクが大きい。
不測の事態が生じた場合には、幅広い武器使用が可能となる自衛隊法にもとづく「海上警備行動」に切り替えるとしている。「不測の事態」を判断するのは防衛省であり、安倍官邸である。
そうこうしている内に、たとえば米軍とイラン軍、革命防衛隊との間で軍事的緊張が高まり、局地的にでも武力衝突が起これば、近海にいる自衛隊が「駆け付け」ないわけにはいかないのではないか??
つまり“入り口(派遣地域)”は別個でも、何らかの「不測の事態」を理由に、事実上「有志連合」に参加することになりかねないと危惧する。入った部屋が安全でも、襖を取っ払えば米軍と一緒の「有志連合」だった、という事態になるのではないだろうか。
「調査・研究」という名目は、安倍官邸お得意の国民を騙す“目くらまし”としか映らないのである。

