少々、自画自賛させて頂こう。
今から2年8か月前の2017年12月30日の本ブログで 《歴史に学ぶ=明治以降、「改元」後の数年間に“大事件”が起きている?!》と題する記事をアップした。
明治以降の「改元」を遡ってみると、改元後に、歴史的に大きな出来事が起きるという“経験則”があることをご紹介した。後に類似の説が続いたが、知る限りでは本ブログが最初だった。
今年は年号が「令和」に改元されて2年目(令和2年)である。
どうだろう。昨年の平成天皇退位と今上天皇即位という華やかな1年とは打って変わって、年初から新型コロナ禍という感染症の世界的パンデミックに襲われた。国民の生命・健康被害という社会不安が蔓延したばかりか、仕事・雇用・収入など経済・生活面でも大きなダメージを受けている。
そして昨日、「一強」と称され、長期政権として数多の記録を残した安倍晋三総理が持病の悪化を理由に辞任を表明したのだ。2012年12月に第二次安倍内閣が発足して7年と8カ月、自民党の総裁任期を1年残しての退陣を余儀なくされた。
安倍総理 辞任会見(2020.8.28)
●「大正」への改元時とよく似ている
実は、上記2例は明治から「大正」に改元された直後とよく似ている。
「大正」への改元から7カ月後、1913年(大正2年)2月、「桂太郎内閣」が、「憲政擁護」と「閥族打破」を掲げる第一次護憲運動の盛り上がりによって総辞職となった。桂内閣は安倍総理が記録を更新するまでは憲政史上での最長期政権であり、なお且つ安倍総理と同じ長州出身であった。その桂内閣に終止符が打たれた。
新型コロナ禍に相当するのは、第一次世界大戦(1914年-18年:大正3年−7年)中にパンデミックとなったスペイン風邪である。日本でも38万人もの死者を出している。日本は米英側について赤道以北のドイツ領南洋諸島や中国青島を占領した。
「大正」改元当時との違いは第一次世界大戦の有無だが、「令和」に改元されてまだ2年しか経っていない。南シナ海や台湾を巡って米中の軍事的緊張も取り沙汰されている。
安倍自公政権は新安保法をごり押しして成立させている。今後の政権は余程しっかりと平和を守らなければ、局地的だとは思うが、自衛隊が米中軍事衝突の矢面に立たされ兼ねないだろう。
大正期の第一次世界大戦に「相当する大事件」が起きぬよう「令和」に生きる日本国民は心して掛かることが求められる。安倍総理は危険極まりない“時限爆弾”を残していくのだ。



