国対委員長とか特別参与とやらが、盛んに解散風を永田町に吹き込んでいる。
その狙いは、世上囁かれていることの多くが該当するように思われる。
問題は、安倍が何を以て、解散に踏み切るか、にある。
言い換えれば、今のような逆風を吹き飛ばして総選挙で過半数を取れる条件である。
そこで脳裏に浮かんでくるのが、「北朝鮮危機」である。
過去2回の解散総選挙で、安倍自民が勝利した大きな要因の1つが、この「北朝鮮危機」だったことは、記憶に新しい。
現状、南北融和、米朝緊張緩和と、こちらも逆境の真っ只中にいる。
しかし、どうだろう、あすの文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領と金正恩・北朝鮮労働党委員長の「南北首脳会談」が不調に終わり、トランプ米大統領との「米朝首脳会談」が決裂すると一転して半島危機に逆も戻りするのは必至であり、安倍にとっては「強力な追い風」に変わる。
飯島特別参与は、投票日は6月初めか、7月初め、と喧伝している。
この2つの日程は、南北首脳会談と米朝首脳会談の日程と符合する。
安倍首相はきょうの衆議院・予算委員会の集中審議で、早期の衆院解散・総選挙について「私の頭の中には全くないとはっきり申し上げたい」と述べた。この男が、この表現を使ったときは、“ウソ”のことが多い。去年の解散も、森友疑惑も同じ表現である。
安倍は、この2つの首脳会談が失敗に終わることを切に願っているに違いない。